ひがわり娘

2001年3月1日〜3月15日


「たいやきの材料といえば?」「小麦粉!」「餡!」「鯛!」(3月1日)

 この冬はストールが流行ってたらしいんですよ。言われてみると道端でストールを羽織った子をちらほらと見かけたような気がしないでもない。
 ともあれストール。桜子だの栞だのの例を見て分かるとおり、あれは「おしとやかさ」を演出するためのファッションです。実際あれって上からちょろっと羽織るだけみたいだから、ちょっとパタパタ動くと落ちちゃうわけです。だから一挙一足すべてがテロリズムな動きをするような子(あゆとか)が着ようとしても、似合う似合わない以前に着れません。
 まあそういう子にストールを着せると行動が大人しくなって、ある意味矯正になるかも。いや、もしかしたらストールを落とさないように動けるよう、動きが特化しちゃうのかな?
 ……というのもですね、ストール羽織ってDDRやってる娘がいまして……いや落とさないで足6つクラスを安定クリアできるのは、それはそれですごいと思う。でもそれは違うだろうキミィ。

 それはさておき、Kanonのアンソロジーでラポート版3巻とDNAコミック版2巻をゲット。そして今月にはエニックス版の2巻が出るとか。葩稍さんや、お前本当はKanon好きなんじゃないのか?
 ともあれ感想としては、あゆVS真琴なネタが一本で別次元に面白かったです。いやあゲラゲラ笑わせてもらいましたよ(……なんか我ながら嫌味言ってるような文章になってる気がするんだが、本当に普通の意味で面白いんですよ)。
 今日も今日とて、肉まんを両手一杯に抱えてご満悦な真琴、そこへ今日も食い逃げで走り回るあゆが激突! 祐一と同じように巻き込まれた真琴は……
 って話なんですがね、なるほど、真琴に比べたらあゆの方がまだ人の話を聞いてるってことか。

 で、DNAコミックス版の巻末を見るとどうもこの手のアンソロジーで『こみっくパーティー』が6巻まで出てるらしい。そんな人気あるのか、あのゲーム。そういえばTVアニメにもなるっていうしな。でもあたしゃ3人クリアした時点でほったらかしなんだがなぁ。キャラのいい由宇、シナリオのいい詠美、評判のいい彩で、計3人。多分もうやらないと思う……というか、もうアンインストールしちゃったしね。


和人、嫌い。(3月2日)

「だってみちるを殺したのは貴女達じゃない!」じゃない『Four Card』ゲットなり。いやあ、これ面白いわ。ジャンルは四姉妹ギャルゲー。分かりやすい説明でしょう? しかも昨今のギャルゲーでは存在しないはずがない、主人公を「お兄ちゃん」と呼ぶ子。それが二人もいるという親切設計……ここは銀河のパラダイスですか?
 そして前作『Rimlet』があれだったから心配された「このシナリオさんにテンポいいコメディって描けるのか?」も杞憂に終わってるし、ぴよぴこ・青い鳥と並んで上半期最強肌ゲー候補でございます。ちなみに『Cheerio!』は半馬身ほど離されてます。

 でですね、まあとにかく末っ子の優花菜ちゃんが。甘えん坊で天才肌、表情がコロコロ変わる元気な子。飼い犬の定吉さん(通称)と仲はいいんだけど、でも振り回され気味。まさに一分の隙もない、見事なまでのちびっ子です。それゆえおそらく非攻略なのでしょうが、そんな些細なことで私の行動を妨害することはできません。すなわち優花菜ちゃん追跡モードでゲーム進行中。幸せパラダイス。どうしますかみなさん。つまりあれだ、「ぶぅ、意地悪! お兄ちゃんなんかだいっ嫌いっ! イーッだ」って感じかな。どんな感じかは分からないけど。


スキー大好きー3th Stage(3月4日)

 ちなみに1st Stageは去年の3/19、2nd Stageは3/20です。……でさ、なんだよ3thって。いやいや、これを見て単なる間違いと決めつけることは誰にでもできます。ここはひとつ深読みをして、たとえばこういうとらえ方はどうかな?

3rd となると単なる続け番号になってしまいますが、TH とすると時間や回数等、意味を含めることができますよね。

 ……できるのかなぁ。ちなみに元ネタはForceさんの『2nd LOVE』。

 まあともあれ、スキーやってました。関西方面から友人たちが来るので、道案内(ただし道を間違える)と車の運転手(ただし不慣れな車を運転する)を兼ねてそのうえ自分も楽しむんだ、そんな感じでスキー大好きーな週末を過ごしました。

 しかしこのスキーツアー、当初は土曜の昼・夜、そして日曜の午前中にスキーをするという予定を立てていました……が、なんと3/4の長野県諏訪地方、天気予報では「雨」。
「冬の長野でも雨って降るの?」
 長野を何だと思ってる。スキー場でも降るときは降るし、もし雨が降れば雪も異様にべたつくし、そもそも雪質がどうこうという以前に、そんな雨の降る山で元気に運動なんかしたくありません。

 そんなわけですので、土曜のナイタースキーで心残りのないよう滑っておくことに決定。でもですね、そんなこと言っても日曜の朝から大雨が降るという天気予報なら、土曜の夜だって晴れるはずがない。そんなわけでナイタースキーは、ほとんど吹雪と見まごうばかりの濃いガスの中で滑ることとなったわけです。しかも雪が舞っている。そして風も強い。
 そんな条件が揃うと、ゲレンデはどうなってしまうのか。まず容赦なく吹きつける風のせいで、もちろん寒い。もう一枚下に着ておくべきだったか? さすがにシャツ一枚の上にビニール製のオーバー一枚というのはどうかと思うぞ。さらに10メートル先の視界がホワイトアウトし、前が満足に見えない。そして足元がどれだけの傾斜になっているのかピンとこない。
 くそう、ホワイトアウトしたときには大人しくビバークして助けを待つべきではないのか? いいや大丈夫だ。待っていろ吉岡、今すぐ開閉所に戻って救助を呼んでくる。(何の話だ)
 そんな気分になりながらスキーで滑る、滑る、滑る。しかし悪化していく天候、見えなくなっていくナイター照明。あの辺で煌々と輝いていた照明はどうなってしまったんだ? 条件は悪化していく一方、もうこうなったらスキーを放棄し、このまま下のロッジで暖まっていた方がいいのではないのか? いやダメだ、今でもあのダムには仲間たちが人質となって(それはもういい)

 ともかくそんな感じで土曜の夜は終了。普通でない状況でスキーをするというのはかなり面白かったので満足であります。悪天候が逆に幸いし、人が思ったより少なかったというのも楽しく滑れた要因ではないのかと。やっぱスキーの敵は人混みだよ、絶対に。

 そして日曜日の朝、家の周辺では雪が降ってました。雪? 雨でなくて? よし、雨でないのならまだ滑れる見込みはある。というより、雪が新雪となるためむしろ晴れるよりも好条件と言えなくもない。よし今日も当初の予定通りスキーだ、というわけでゲレンデへGo。
 ……………………おい、吹雪いてるぞ
 葩稍さんは一人でギブアップ。だけど元気な友人たちは吹雪の中で滑ってました。まあ一時間もしたら吹雪は止んだらしいけどね。そんなわけでギブアップしたことをちょっと後悔。


どうしよう。(3月5日)

 どうしようその1。
 こちらのサイトさんに、こんなSSがあったんですよ。
 とりあえず三分の一ぐらいまで読んでみてくださいな。……いやマジでどうしよう。ああ、最初に彼女を見たときの想いが沸々と脳裏に浮かび上がっては消えていくです、はい(消えるのか?)。

 どうしようその2。
 どうも今朝から腕がだるい。いやだるいというよりも、むしろ痛い。そしてどうにも腕の動きが重くて思い通りに動かない。腕だけじゃない、四肢全てがそんな感じ。
 これはきっと昨日行ったスキー場で、骨を折った人たちの生き霊を背負ってきたんだな。お祓いしてもらった方がいいのかな? たしかネットお祓いというのがどこかにあった気がするから、そこでいいのかな? いやあ、最近は何でもインターネットでまかなえますなぁ。便利な世の中だ。

 どうしようその3。
 日曜日、朝起きてスキーでお泊まりの人たちと何となくテレビを眺めてたんですがね。
 ……つまりなんだね葩稍さんや、君は来週から『おじゃ魔女ドレミ』を見るために早起きをすると、そう言いたいわけだね?


時代劇風味の絵だったらしい。(3月6日)

 花*花っていう……デュオっていうのかなぁ、ともかくコンビの歌うたいさんがいるんですよ。その人達のラジオ番組があるんですがね、その中で毎週一冊ずつ絵本を紹介していくってコーナーがあるんですが、その中でこんな本が紹介されてたんですよ。タイトルは『ムカデの医者呼び』。本当は全部平仮名らしい。

 昆虫たちが屋敷の中で宴会をやってます。その宴の最中で、突然バッタのトクさんが腹痛を起こして大騒ぎ。誰か医者を呼びにいかなくてはということで、選ばれたのはムカデの八兵衛。足が多いからきっと足も速いだろう。
 ところがどれだけ待ってもハチは帰ってこない。どうしたのだろうと不思議がる他の昆虫たち。それじゃあ探しに行くかと玄関まで出てみたところ、そこには八兵衛が。おお、やっと帰ってきたか。それで医者はどこにいるんだ?
「いや、あっしはまだ出発してないんですよ。なにしろ足が多いから草履を履くのに時間がかかってかかってしょうがない」

 果たしてこの話にどんな教訓があるのか、はたまたないのかは分かりませんが……ともあれこれって落語だよねぇ、絵本じゃなくて。それとも、最近の絵本は落語を絵本化したりするのかしらん。


とうねんとって。(3月8日)

 落語ネタでもう一つ。

 時は江戸時代、酒の席で商人の旦那が、腕力自慢の男に向かってこんな事を言いました。
 いかにお前が力持ちであったとしても、あの祭御輿を一人で持ち上げることは出来ないだろう。いいやそんなことぐらい朝飯前だ。ほほう、大きな事を言う。ならばもしやり遂げれば褒美に当年とってハタチとなる妙齢の娘を嫁にやろう。と、そんな賭をしました。
 ところがその男、見事やり遂げました。さあ、これで当年とってハタチの娘は俺のものだ、と息せき切って旦那様の元へ向かいます。
 が、そこにいたのはいいところ10才ぐらいの女の子。そんなばかな、当年とってハタチの娘と言っていたじゃないか。ところが旦那様の答えていわく、
「ああそのとおり、十ほど年をとればハタチの妙齢だ」

 だいぶディテールは違うだろうけど、おおむねそんなお話。……でさ、これって今の時代じゃ逆にものすごくやばい話だよなぁ。むしろ騙されて望外の大ラッキーと思う人は何かまずいのかな、やっぱり。


ああっ、マリアさまっ!(3月9日)

 幼稚舎から大学まで一貫教育の、明治以来の歴史を持つカトリック系女子校、その名も私立リリアン女学園。全寮制でないのが残念。

 この一文を聞いて、あなたはどんなところを思い浮かべますか? 私としては、やはり綾小路桜子様と柿尾院みちる様が優雅なアフターヌーンティーなどをたしなみながら、「まあ、おほほ」などと優雅にお笑いあそばれる風景を想像してしまうわけですよ。
 もちろんそんなことは本当にはないだろうとも思うので、後ろに「(笑)」とでもつけて、別にほんとにこんなのがあるだなんて思っていませんよ、と予防線を張っておきます。そりゃそうだ、今どきそんなおしとやかな大和撫子が群居しているだなんて、たとえ物語の中にだって……

 あったよ。

 『マリア様がみてる』(今野緒雪・集英社コバルト文庫)。上で書いた、リリアン女学園の高等部が舞台。
 そこでは上級生が下級生に生活態度一般を教育するシステムとして「姉妹(スール)」というものがあります。姉が妹を導くがごとく、自然に、そして親身になって教育していく、とそんなわけですね。
 さてもともとは先輩後輩一般を指す言葉として「姉」「妹」と呼ばれていたのですが、いつしか特に強く結びついた上級生と下級生を指す言葉に変質。今では「姉妹の契り」と称して、姉が妹の首にロザリオをかけるという儀式が行われている――

 どうですか。カップリングがどうこうということが大好きな人は実に興味をそそられるような設定ではありませんか。事実葩稍さんがこの小説を知ったのだって、カップリングジャンキー同志であるDY氏に聞いたからだしな。

 まあともかく、フランス書院でなくコバルト文庫ですから最後まで健全なままでストーリーは進みます。決して憧れの気持ちが暴走した妹がお姉さまを体育館倉庫に呼び出し、押し倒して云々という話にはならない(と、思う。まだシリーズ続刊中)ので、安心な人は安心、残念な人は残念に思ってください。
 それでも憧れと恋の狭間なドキドキが楽しい(個人的感覚で言えば、やおい同人誌の面白さはこれに尽きる)お話ではあるので、カップリングものが好きな人、あるいは一度試しに読んでみたい人にはお勧めであります。
 こーゆー世界に慣れると、Kanonを見ても「やっぱ香里×名雪だよな、フフフ」などと黒いことばっか考えるようになってしまうのですよ。さあもうあなたは戻れない。

 しかし思うんですが、世の女の子達ってこーゆーの読んで楽しいのかな? 女の子同士のラブストーリー……とはちょっと違うんだけど、たとえば『ここはグリーンウッド』(那須雪絵・白泉社花とゆめコミックス)で、すかちゃんが光流先輩に憧れるという真理心理。ああいうのが延々と続くんです。まあたしかに光流先輩に憧れる気持ちもそりゃたしかに分かるんですが、それだけの話だって言われたらあんまり読みたくないんだけど。

 ともあれこの小説はある意味無茶苦茶で面白いので、この話題は明日に続きます。無茶な設定は「姉妹」だけじゃないぞ。


政権の禅譲。(3月10日)

 マリアさまネタの続き。あ、ちなみにこのシリーズ、現時点では7巻ぐらいまで出てますが、タイトルに「×巻」って出てないからすっげー探しづらい。まあ裏表紙の裏、その筋用語でいうところの表3を参考にして、それが何巻であるかを察してください。ちなみに一巻は『マリア様がみてる』ってタイトル(サブタイトルなし)で、表紙には祐巳と小笠原祥子さまです(……んなこと言われてもわかんねーよ)。

 さて、リリアン女学園高等部。ここの生徒会役員は通称として「紅薔薇・黄薔薇・白薔薇」と呼ばれています。誰が会長で誰が書記かとかそういうことでなく、いわゆる三巨頭体制。おおっと、「あかばら・きばら・しろばら」だなんて無粋な読み方をしてはなりません。優雅に「ロサ=キネンシス・ロサ=フェティダ・ロサ=ギガンティア」とお読みあそばれるように。
 頭痛をこらえて先に行きましょう。三薔薇さまにも当然「妹」がいます。「妹」となった彼女たちは、将来担うこととなる三薔薇の一翼という名に恥じぬよう、それに必要な統率力などを「姉」から厳しく躾られるわけです……ってあれ? 生徒会役員って、前代役員の個人的な「妹」がなるものなの? 民主主義は?

 まあ小渕敬三の後継者が森喜朗になるようなものですね。

 ともあれ三薔薇さまの「妹」たちはその意味において将来薔薇となることが定められているので、「薔薇のつぼみ」と呼ばれています。読み方は「ロサ=××=アン=ブゥトン」。ええ、通称の方が呼びづらいのは気のせいです。

 ともかくそんな女の子達が跳梁跋扈しつつ百合の花を盛大に咲かせる、そんなお話。コバルト文庫だから異様に読みやすいし、普通にお勧めできる本なんじゃないかなぁ。このページを読んでるような人がコバルト文庫を買うという行為、それにどれだけ高いハードルが課せられているかを度外視できれば、ね。ちなみに背表紙はアクアブルーをちょっと濁らせたような色、カラーコード“#00D0E0”のような色ということでお探しいただきたい。

こんな色

 ちなみに葩稍さん、現在2巻読了。頭痛いです。甘い物を一気に食べたときと同じタイプの頭痛ですな。で、現在一押しキャラは……やっぱ祐巳かなぁ。主役だし。カップリングはもちろん祥子×祐巳(リバ不可)ってことで。普通すぎるか?(……奇をてらってどうする)


ひとつどころか、まるでタダみたいだ。(3月11日)

 100円ショップってあるじゃないですか。ええ、一見安いように見えるけど、ついつい気が大きくなって要らないものまで大量購入してしまって「ああ、安物買いの銭失い」などという言葉が脳裏をついついかすめてしまう、あれ。

 100円ショップにCDって売ってるんですよねー、もちろん100円で。もちろんいま流行りの曲とか、かつて流行った曲なんかは売っていないんですが、それでもなかなか質のいい物が揃っています。
 「滝の音」だの「小鳥のさえずり」だなんて環境音楽でしょ、日本民謡シリーズでしょ、浪曲『名月赤城山』ってあれですかね、「赤城の月も今宵限り」ってやつ。んで、クラシック方面はモーツアルトだショパンだベートーベンだなんていう、そりゃあもう有名どころ。あげく指揮者「ヘルベルト・フォン・カラヤン」って、俺でも知ってるような大指揮者じゃないのか? それが、ちゃんと録音時間40分ちょっと。

 そして俺的本命は、落語。CD一枚に有名落語が三席入ってて約40分。しかも桂文朝の『子ほめ』だなんていう大御所が当たり前のように入ってるわけですよ。はぁ、何回聞いても笑えるよなぁ。そんな感じで落語はあるだけ全部(いや、2種類しかないんだが)買ってきてかなりの幸せモード葩稍さんでした。

 ところでその隣に携帯AMラジオが売ってたんですけど、「別売りの専用イヤホンをお求めください」ってのはなんか詐欺のような気がしないでもない。


手品漫画も盛り上がってます。(3月13日)

 『少年ガンガン』が、創刊十周年。そっか、『南国少年パプワ君』ってこの雑誌だったんだよな、そーいえば。ご存知ですか?『魔法陣グルグル』ってまだ連載続いてるんですよ(久しぶりにジュジュ登場。これで面白くなるといいなぁ)。

 さて、『スパイラル』が。そりゃあもうえらいことになってますよこの漫画。ヨコシマなファンのおねーさま方は大喜びですか? アイズ様に幼なじみの美形登場。名前はカノン君。やっぱりアイズ様とはギムナジウム時代の同室で、身も心もアイズ様のものなのでしょうか? 特に身が重要ね(まて)。でもいまは運命のせいで敵味方に分かれてしまい、悲しい悲しい戦いをするのです。
「アイズ。キミはどうしてブレード・チルドレンとして生まれてしまったんだい? キミがブレードチルドレンでなければ、いつまでもボクはキミと共に生きていけたのに」
だなんて悲しくも美しい台詞が乱れ飛ぶ、それはもうお耽美な世界がこれから先展開されそうで、それはもうドキドキですわ。いつから美少年漫画になったんだ、スパイラル(なってません)
 とはいえ俺的には、プライドを食べて生きていた理緒ちゃんがどうやって立ち直るのか、それとも立ち直れないのかが楽しみで楽しみでしょうがないんですが。「競走馬が足を折ったら、その足は二度とつながらない。折れたプライドも二度とつながらない」まあともかく、今月号に理緒ちゃんの登場はまったくのなし。ちぇっ。

 でね、それはともかく『パンツァークライン』っていう漫画が先月から始まってるんですが、内容は一言でいうと「東西対抗・高校生勝ち抜きスタンド合戦」なんですよね。で、主人公君が属することになりそうな陣営の親玉さんが今月号で登場。彼女の操るスタンドは銃。そしてその弾にあたったスタンドは急速に腐敗していくため、受け止めるという防御は通じないというスグレモノ。
 ……すっげー悪者な能力……


白の日。(3月14日)

 ……あれ、バレンタインのつもりだったんですかおばちゃん?! 三倍返しってあなた、若者の変な習慣だけ覚えちゃって。……いやまあ、袋飴三粒でよければどうぞもってってください。
 そんな感じのホワイトデーでした。いやあ、バレンタインで変に貰っちゃうとお返しが大変ですね。


糖尿病でもドラムマニアでもないDM。(3月15日)

 みなさま、快適なインターネットライフをお過ごしでしょうか?
 さてインターネットを楽しむ上で欠かせないのが、メールアドレスですね。たとえばネット通販、たとえば出会い系サイト。そして掲示板なんかで書き込みをしようと思ったら、メールアドレスを書かなくちゃ投稿できないとか、そんな掲示板もときどきあったりして。まあメールアドレスを持ってない人にインターネットは、ちょっと辛い場所ではないでしょうか。そんな人がいるかどうかは知りませんが。

 しかししかし、不用意にメールアドレスを明かしてしまうと……まあ嫌がらせメールなんかはそうそう来ないでしょうけど、困るのが「準嫌がらせメール」。原意でいうところの「spamメール」(ところでこれ、「SPAMメール」「Spamメール」と書くのは厳禁です。必ず小文字で書くようにしましょう。理由はそのうちこのコーナーで書くと思いますが、とりあえず「そういうものだ」と覚えておいてください)。はっきり言うとダイレクトe-mail。

 くるわくるわ新情報、出会い系サイトの広告・アダルトコンテンツのお誘い・月に$1000の副収入!

 ワオ! 黙ってるだけでこんな大量の情報が手にはいるだなんて大ラッキー! ああ、あちこちの掲示板にメールアドレス書いてよかった!
 ……だなんて思う人、いますか? まあ世界は広いから20人ぐらいはいるかもしれませんが、大抵の人は鬱陶しく感じるでしょう。そう、こんな鬱陶しいメールよこしやがって、もしネットで通販することになっても、お前のところだけは絶対使うもんか……そう思ってしまうのが、人の性というものでしょう。そしてその怒りのあまり、そのメール送信元にメールボムやウィルスを送りつける輩もいたりして。

 そろそろ彼らも気づくべきしょう、ダイレクトe-mailなど役に立たない! 少なくとも、業者からアドレスを買ってそこへ送るようなダイレクトe-mailは無意味だ! なぜなら、送られた人から見ればそのメールは「身に覚えのないメール」なのだから。

 ……ということを、身をもって実証してくれた出会い系サイトがあります。出会い系サイト・Kiss-kissさん。ここがそういうメールを送りました。よしこれでアクセス数、会員の大幅増加だ!
 ところがところがあにはからんや、実際に来たのは文句だらけ。くるわくるわ大量のクレーム、「死ね」メール、切れた輩はウィルスまで送りつける始末。
 そんなレポートページが、これ
 いやあ、笑わせていただきましたよ。世の中には素直な人もいるもんだ。実際問題、ダイレクトe-mailなんて真面目に読まないもんねぇ。文字だけだし。

 ところでKiss-kissさんのページって堂々と半角カナ使ってるんですが、どうしてくれましょうかね、これ。i-mode対応って言えば半角カナ使ってもいいだなんて大間違いだぞ。


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