ひがわり娘

2002年11月1日〜11月30日


だってドリキャスには(11月11日)

 つか、あれだあれ。今月ここまでのひがわり娘をまとめて更新しようと思ったんだけど(いや、ネタ自体はちゃんと日数分あるのよ)、無理だね。夏休みの宿題を7月中に終わらせるのが不可能なのと一緒だわ。千代田区のタバコ条例ネタとか書きたかったんだけどなぁ(じゃあ書けよ)

 まあそれはともかくとしてだ。『BITTERSWEET FOOLS』ビジュアルファンブックなるものを買ってきたんですよ。いやあ、表紙が地味だ。肌ゲーにありがちな原色系キャラがいないんだもんな。髪の毛は黒か銀、あるいは栗色。服だって白・黒・茶。一緒に買ってきた『ぽぽたんファーストファンブック』と比べると、あまりの落差に目玉をくるくる回しちゃいますわ。なんかインタビューによると、制作側も地味なのは気にしてた模様でして。でもティに真っ赤な服を着せたり、シエナをピンク髪にしたりしたら……それはもうBSFじゃないよねぇ。

 んでビジュアルファンブックの話に戻りまして。この中には各シナリオのダイジェストとかも書いてあるんですよね。DC版のオリジナルシナリオをまだ読んでない私としては封印……したいとこですが、そんなこと出来るはずもない。仕方ないので、とりあえず読むのは避けてパラパラと眺めるだけ……という感じで見てみると、4つほど重要なポイントが。

 というわけでDC版を早いとこプレイしたいのですが……だって聞いてくださいよ、なんかドリームキャストの電源入れると、『風来のシレン外伝・アスカ見参!』が起動しちゃうの。で、気がつくと2時間ぐらい平気で経ってるの。……なんかおかしくない? ということで、明日は時間食い虫・DC版シレンについて。おかしいよこのゲーム。


コッパが可愛いと思います。(11月13日)

 あー、『風来のシレン外伝・アスカ見参!』ネタ中止。つかなによこの難易度。俺は一応プレステ版トルネコ2でもっと不思議のダンジョン60階まで行ったんで、まあ不思議のダンジョンに関しては素人ではないと自負していたのよ。
 なのにこのDC版シレンは。

 最初のダンジョンがクリアできねぇ。

 いや今ではクリアしてるけど、最初のダンジョンをクリアするまで一週間かかったってどーゆーことよ。つか、そのクリアしたプレイは1時間20分かかったし。最初のダンジョンなのに20階以上あるし、2階ぐらいから特殊能力使う敵がいたり……
 さすがマニア向けハードであるドリームキャストで発売され、そして不思議のダンジョンマニアから「シリーズ最高難度」とうたわれただけのことはある、異常に歯ごたえのあるゲームでありましたとさ。

 てなわけで、また潜ってきます。ええ、毎日毎日潜り続けていますが、現在いまだ第2のダンジョン。ああ、高橋名人。あなたの教えは守れそうにありません。「ゲームは一日一時間まで!」


18禁じゃないのが不思議だ。(11月14日)

 買ってきた本のタイトルを羅列してみる。

 こうして並べるとものすごくダメ漫画ばっかりのような気がする。いや気がするんじゃなくて事実だろうそれはという基本的なツッコミをしつつ、買ったわけですよ『大人になる呪文』。ほら、先月話題にしたやつ

 あー……すげぇ。ちょっとここで表紙を確認してくれ。こーゆーぷにぷにした妹が「おにーちゃんおにーちゃんおにーちゃん」とおにいちゃんにべったりする話。お兄ちゃんのお嫁さんになるために「大人になる呪文」を覚えようとする話。本についていた帯に「大きいおにいちゃん向けコミック」とか「保護者の皆様へ※この作品は青年読者を対象とした作品です。作品内容に度を越した愛情表現があります」とか書かなきゃいけないような内容。

 「お兄ちゃんなんかだいっ嫌い! イーっだ!」とかわめくような子。テレビの前で「みるもで、ぽーん!」なんて一緒に踊っちゃうような子。三年生。

 で、そんな子を騙くらかしていろんなことをする漫画。いろんな服を着せる漫画。登場順にネコミミ&眼鏡、メイド服、スクール水着、アライグマパジャマetcetc.

 そんな感じのあんなこんなを見て、あまりの可愛さと無茶さにクラクラしてにやけつつ頭を抱えてしまう漫画です。ああ、バカだ。ものすごくくだらないバカ漫画だ。
 だがそこがいい。そこがいいんだよ分かりますか皆様方。お兄ちゃんのやってることが露骨にいたずらなのはどうかと思いますが、それ差し引いてもこの馬鹿馬鹿しいまでの可愛らしさは我々のハートをがっしりと掴んで放しません。なんもう「ここまでやれば勝ち」的な露骨なまでのお約束要素満載の漫画です。全国津々浦々で売り切れ品薄になってるというのも頷けます。

 そんな本を買って家に帰ったら、通販で頼んでいた本が届いた、とのこと。
 ……誰かこの本、いる? 2冊あっても仕方ないしなぁ。送料込み5000円ぐらいでいいよ。

本日の死因:オヤジ戦車を追いかけて部屋に入ったら、一歩目が眠りガスでタコ殴り。


秋の味覚を賞味してみた。(11月15日)

 殻がついたままの甘栗を面倒だと思ってしまった。便利というものは人間から情緒を奪っていくなぁ。
 やはり不便でも情緒ある生活をしたいものです。具体的には、オートメーション化された未来ハウスでなく女中さんを雇う生活を目指すことにしましょう。ゆめくみみたく。

本日の死因:追い詰められて未識別の巻物を読んだら混乱の巻物で、仲間から一撃。


書きあがってから気づく。途中までは香山リカのメルマガにあった意見だ。(11月17日)

 カウンタその他のCGI、直ったよ。1番とか踏んだ人も結構いるんじゃないかと。で、それに付随して『心輝桜』デモムービーのミラー終了。いや、結構面白いゲームでしたよ。他に埋もれちゃったけど、普通に面白かったです、はい。

 さてそれはそれ、朝日新聞本日の一面トップはこれ。→

 大きなお世話だ。

 まあ確かに少子化が問題だったら、とにかく子供生めって言うだけじゃ話にならない。だからまずその前段階として結婚を奨励する、というのはうなずける発想です。
 だけどそれ以前の問題としてよく新聞の投書欄に載ってる意見が「今の育児環境では、結婚しても安心して子供を生めない。まず社会環境を整えてくれ」ふむふむ、これも納得できる意見です。たしかに官営の保育園が少ないとか、育児休暇がとりづらいとか。その辺も問題となりそうです。

 だけどこれらの意見の根底にあるのは「女性は基本的に子供を生みたいものだ、したがって周りの環境を整えてやればおのずから子供を生み、少子化問題は解決するであろう」という、能天気なまでの母性信仰。
 どうなんだろう。
 俺は男性だからそこは分からないけど、実際それはどうなんだろう。

 女性は子供を生み、それを育ててこそ一人前の女性。男性は結婚して妻子供をしっかり養ってこそ一人前。

 この旧態依然とした思想が崩壊しているのが(少なくとも若者の間ではそうでしょう)一番の問題だと思う。いや俺だってその思想が崩壊している方の一員だから、それがいいことなのか悪いことなのかは分からないけど、いいことだろうが悪いことだろうが、とにかく結婚ということに魅力を感じないんだわ。相手が出来ればどうかは分からないけど、結婚を目的として相手を探すつもりなんかないもん。で、じゃあ恋をしたいかというと別にしたくもないから、動かない。

 結婚は、相手ができたら必然的に訪れる結末……じゃないか。結末じゃなくてひとつの節目だね。や、必然だってのも偏見か。今では「結婚するカップルが多い」って言い方をする必要があるね。
 まあともかく、結婚したらどうなのか、子供を生んだらどうなのか。それは素晴らしいことなのか。この辺の倫理――倫理だよなぁ。それを再教育――教育だよなぁ。する必要があるんじゃないかな。知ってた? 肌ゲーで、結末に結婚を持ってきてるゲームって案外少ないんだよ。これって結婚に魅力を感じてないことの傍証のひとつじゃないかなぁ。

 ところで余談だけど、「こどもをうめない」の変換第一候補が「子供を埋めない」だったうちのIMEはどうかと思います。(オチ)

本日の死因:レベルが4つ上がったモンスターに太刀打ちできるわけありません。


そくほお。(11月21日)

 発売延期を繰り返した、もはや発売されることはないのではないのかと思われていた『SNOW』。発売日が決定したらしい。→


追記。(11月21日・その2)

 しかし思うのだが、2年以上も発売延期を繰り返した挙句にブランド自体が完全に沈黙してしまったというのに、それに関するお詫びが一言もないというのはどうなのかと思うなぁ。


たぶん由比にいくと思う。(11月25日)

 あれだ。『先生だ〜いすき』って肌ゲーが今週出るんだよな。詳しくは発売元のHPを見てもらうとして……そこ、呆れないの! たしかにはじるすの拡大再生産というか縮小再生産というべきか、柳の下にドジョウの養殖場というかそんな感じのゲームですが。いや買うけどさ。

 ともあれ『先生だ〜いすき』の体験版ってのをやってみたんだわさ。400メガ以上のファイルをダウンロードして(……なんでこんなに大きいのかというと、店頭用デモムービーなんかも同封してんの。それが200メガ以上ある)

 で、その体験版の感想。
 あー……まあなんつうか、あれだよ。主人公がすごくいい人。しっかりと信念を持ってる、有限実行の人。割としっかりした考えを持っているようで、だからこそちょっと損してる面もあるけど、それをよしとしている。
 なのになのに、メインヒロインは自分の名前を漢字で書けないようなお年の子(まあ、確かに「御影葵」という難しい字ではあるが)。手を出したら犯罪というか、そもそもそんな子相手に男性として機能するという現実が問題だろうというほどちっちゃな子でして。いや18歳以上だけどさ。

 果たしてこの主人公が、どんなきっかけでこんな子達に手を出してしまうのか。ちょっと楽しみであります。だってこの主人公、どう見たってそんな趣味ないよ。
 たとえばあれだよ。ちっちゃな女の子が、懸命の勇気を振り絞って大好きな先生に告白する。怖いけど先生だったら大丈夫だとばかりに体を捧げようと、震えながらも生まれたままの姿を先生に見てもらったりするわけだ。

 そんなシチュエーションでもこの主人公だったら、絶対おでこにキスで済ましちゃうって。そしてシャツを肩からかけてあげて、包容力にあふれる笑顔にちょっと寂しそうな表情を作って「あと10年経って、まだ先生が一人身だったらその時にもらってくれるかい?」なんて冗談めかした言葉でその場をはぐらかし、そして学校の先生らしく「焦らずゆっくりと大人になればいい」とかそんなことを諭しちゃいそうなんですよ。

 ……それはそれで好きだけどね。そーゆー話も。


きんぴら牛丼はおいしかった。(11月27日)

 牛丼屋でBGMに『妖怪人間ベム』が流れていた。この店はいったいどんな商売をしたいのだろう。

 でもこの曲って実は初めて聞いたんだけど……あれ? 途中の台詞部分って「♪はやく人間になりた〜い」って表記されるのが普通だよね? だけどどう聞いてもここは「早く人間になりたいっ」のようにきっぱり決然と喋ってるように思えるんだけど。はて、「なりた〜い」のようなトボケた表記からではうかがい知ることのできない、深い決意を感じるような口調なんだけどなぁ。ていうかこの台詞を「なりた〜い」なんて表記したら詐欺だろ。
 それともあれか、牛丼屋で流れてたのは誰かがカバーしたバージョンのかな。最近のカバー専門バンドといったら……あれだ。アニメタルとかホワイトベリーなんかが。
 アニメタルの無駄に重厚なサウンドで切々と語られる、妖怪でも人間でもなき者の深い心の悲しみ。ホワイトベリーが元気いっぱいの声で、あの大空に届けとばかりに叫ぶ邪悪なる者たちへの怒り。

 案外面白いかもしれない。


シンプルにツッコミを。(11月29日)

 下座蟲って肌ゲーが、回収されて大騒ぎ。なんでも女性に土下座をさせて悦に入るゲームらしいが……
 それは土下座でなく「三つ指をつく」というんだ。


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