ひがわり娘

2001年3月1日〜15日


スキー大すきー・リベンジ。(3月2日)

 えーとですね、スキー行ってきたんですよ。先週の土日。言い換えると2/23〜2/24。……ところでさ、皆さん手許のキーボードをちょっと見てくださいよ。どうしてウィンドウズのキーボードって「〜」の文字がフルキーの「0」のところにプリントされてるの? 「^」の文字のところにあるべきじゃないのかなぁ? それとも不良品か? あるいは仕様? くそうマイクロソフトめ、いい加減な仕事しやがって。株主総会で大声張り上げちゃうぞ。

 などという何の関係もない小ネタは脇に置きまして、スキー。
 ……何してきたっけ? 滑ったのは間違いないんだが……ちょっと待って、今思い出すから。たしか一日目に行ったスキー場が、穴場すぎて東京から来たスキーヤーがほとんどいなかったってことと……あ、いやいや、人が少なかったから滑りやすかったってことじゃないよ? そこのスキー場は東京から来たスキーヤーがいない代わりに地元の人がたくさんいて、それはそれで大混雑。でもスノーボードは締め出してるからなかなか快適な環境でした。
 こういうこと言っちゃボーダーからは顰蹙かもしれないけど、スノーボードって怖いよね。何が怖いって、動きが読めない。ボードは小回りが利くのが楽しいんだけど、それだけにすぐ前にいる人が突然止まったり急カーブしたりするから、後ろの人は困惑いたします。ていうかゲレンデの真ん中で座ってくつろがないでくれ。くそう、こうなったら来年は俺もファンスキー細かで読めない動きをして対抗してやる!(迷惑)

 さてさてそれはそれとして、実は今年、一昨年行ってきたスキー場のダウンヒルコースへリベンジに行きました。
 結果:惨敗。
 いや、だからね、ちょっと俺の話を聞いてよ。そのコースって凄いことになってるって絶対。ちょっとこのゲレンデマップ見てちょうだいよ。8人乗りゴンドラ「流星」に乗って山頂まで上がるんですよ。いいですか、山頂ですよ皆さん。山頂からの眺めは、中学校の社会の教科書に載ってた写真みたいな眺めですよ? 標高差700メートルってのは、そんな世界なんです。
 で、ともかくここって夏場はマウンテンバイクのダウンヒルコースとして使われちゃうようなコースなわけでして。傾斜角が(主観で)45度越えてるような場所もあるんだよ? だけどそんなコースでも皆さん元気に滑ってまして。ええ、そのコース上で一番下手なのは間違いなく我々でしたとも。だって転んでる人なんて誰もいないよ? だって誰もコース途中で止まって絶望の表情なんか浮かべてないよ? したがって、私たちがすべきことはせめて邪魔にならないよう、後ろに気をつけながら体を丸めて申し訳なさそうな表情で滑ることです。上級者の皆さんごめんなさい、我々は身の程知らずです。端っこの方でゆっくり降りていきますから、どうか許してください。我々はこの環境で人を避けることなんかできないので、皆さんでなんとか避けてください、お願いします。もっと上達してからここに来ることにしますので、今回ばかりは許してください。
 そんな気分。……でもこれって逆に考えると、こちらが避けずとも周りのみんなが避けてくれるから、あんまり変なことをやらない限り気楽といえば気楽です。でもなぁ、やっぱコース自体が凄いことになってるから総合すると気楽でもなんでもないんですが。

 来年はどうしようかな。やっぱファンスキーかしらん。で、やっぱりダウンヒルで立ち往生するの(すごく迷惑)。

P.S.ちなみに、今回後半で話題にしたスキー場はこちら。→富士見パノラマスキー場


もう済んだ話。(3月3日)

 「A」という人物がいるとしましょう。彼の発言は、ある特定の業界の消費者に対して強い影響力を持っています。彼がよい評価をするか悪い評価をするかによって、商品の販売数は実際に変わるといいます。
 さて、Aはその業界の「B」という会社の製品に対し、強い口調で批判を行いました。その批判に対してBより確たる返答が一週間以内に行われない限り、そこの製品に対する不買運動を行うべきだとも意見しました。
 むろんその批判自体は正当なものだったのですが、それは解消が現実的にはできない、Bとしては答えようがないものだったのです。
 さて、その批判に対してBは謝罪を行いました。大々的にとは到底いえない規模で、定型的な文章による「ただ謝っただけ」としか言いようのない謝罪を、です。
 ところがAはその謝罪をよしとしたのか、批判時に提示した一週間という期限をすぎても何の発言もしません。

 これが、げいむ乱舞会暗黒Kanon(現・好き好きお兄ちゃん!Marronとの間で起きた出来事です(ただし、「一週間」という期限を提示したのと不買運動を呼びかけたのはは暗黒Kanonだけ)。

 ……これって、総会屋の手口だよね? 間違いなく正当だが答えようのない無理難題を吹っかけ、大々的に騒ぐことによって会社の評判を落とすぞと脅す。手を引いてほしければ誠意を見せろ、と。ここで言う誠意ってのは、すなわち金のこと。
 で、大事にならずに鎮火したということはAとBの間に裏取引があったのでは、と勘ぐられても仕方ない出来事でしょう。

 大手レビューサイトである両サイト、バグだらけのゲーム『秋桜の空に』を出したmarron。『秋桜の空に』担当のプログラマーは解雇されているため、今さら抜本的なデバッグができるとは到底思えない。だいいちまともなデバッグができるのならば、発売後半年もサポートが放置されるわけなどない。いきおい、marronの謝罪は定型的で内実の伴わないものにしかならない。しかもそれはサポート掲示板に担当の名前で書き込んだだけ。
 なのに、最初に提示した一週間をすぎても両サイトはこの一件に関して何ら新たな発言をしませんでした。

 まあ現実的に言えばmarronが総会屋から見て旨味があるほど儲けてるとは思えないので、裏取引があったとは思えませんが……そう、理性では裏取引などなかったと思うんですがね。
 だけどあれほど大々的に振り上げた拳を何の説明もなく取り下げるという行為は、ある種の胡散臭さを感じさせるのですよ。
 たぶん最終的にどこら辺で落とすかの妥協点を考えてなかっただけだとは思うんですけどね。思うんですけどね、理性的には。

 教訓・最終的に、何がどうなれば満足するのかを考えた上でクレームなり喧嘩なりを始めましょう。でないと関係者全員が不利益だけを得て終わり、ということになりかねませんよ。


クローンさん。(3月5日)

 クローン人間っつー技術がありますわな。まあ、これに関する倫理的問題が云々という話は、皆さん聞いたことあるでしょう。
 いえね、ラジオのバラエティ番組でクローン人間に対してなんか気炎を吐いてたパーソナリティさんがいたんですよ。いわく人間の尊厳はどうなる、自分と同じ人間ができるということはおぞましい出来事じゃないのか、云々。なんでもどっかの機関がクローン実験の被験者――平たく言うとモルモットですかね、それを募集したところ、かなり大勢の人が応募したらしいんですよ。なかにはヨボヨボのおじいちゃん資産家も混じっていたとか。まだ生きていたいんだろうね。

 君たちはクローン人間を勘違いしている。

 今研究されているクローンってのは、同じ遺伝子を持った新生児にすぎないんですよ? いま30歳の人間のクローンを作ったら30歳の人間が出来上がるんじゃなくて、彼が新生児だったときと同じ新生児ができるというだけの話。いや、胎教という概念があることを考えると、その時点ですら同じとは言い切れない。
 だいたい、その被験者募集のときに「子宮提供者」も一緒に募集していた時点で何かおかしいと思わなかったのですか、あなたたちは。なんだね、人間の子宮から大人が出てくるとでも思ってたのか?

 個人的意見としては、クローン人間技術ってのは嫌いですがね。だいいち、これ以上この星に人間を増やしてどうするつもりなんだいったい。
 だけど、人間の尊厳が云々ということに関しては――やっぱ個人的見解だけど、あまり気にすることはないのでは、という気もしますね。だって考えてもみなさいよ、過去には「同じ宗教を信じていない」「肌の色が違う」相手は人間とみなしていなかった時期があったのですよ。それが今ではどうなってる? 少なくとも、誰もが理性では人間が平等なものだと知っている。
 それと同じことが起きるだけ。――もちろん、確立まで長い長い時間はかかるだろうけれど。

 しかしなんだな、死ぬ直前の資産家おじいちゃんって、自分のクローン作ってどうするつもりだったんだろう? もし今現在の自分のクローンができるなら、やっぱりそのクローンだって死ぬ直前でしょうに。
 ……あれかな、臓器移植。確かに自分のクローンがあるなら、臓器移植の適応度は100パーセントだろうなぁ。


ちびっこが重要人物っぽい。たぶん天使(またかよ)(3月5日・その2)

 デンパデスカ、ワタシデンパデスカ。(ピコピコ)

 などとと、謎の書き出しから入る本日のひがわり娘、久々の一日2度更新です。つか、この時間に書けるんなら、昨日のを3/4分ってことにすればよかったな(ばか)。

 さてそれはそれとして、肌ゲー買ってまいりました。『しすたぁエンジェル』terralunarってバカゲー。たぶんバカゲー。だってまだ終わってないから分かんないんだもん。
 とりあえず、登場人物は妹・後輩・メイドロボという、隙がないというか狙いすぎなラインナップ(ていうか3人かよおい!)。で、それぞれが主人公のことを「お兄ちゃん」「先輩」「ご主人様」と呼びます。道理で主人公の名前入力がなかったわけだ。たぶん最後まで使わないんじゃないかと。
 ……いやあの、主人公は記憶喪失なんだから、本人に対して彼自身に関する情報をいろいろ教えないといけないような……などというツッコミは野暮天のすること。ここは素直にケタケタ笑いましょうね、というゲームです。たぶん。

 いやあの「たぶん」って言い方が多いのは、このゲームって『BITTER SWEET FOOLS』minoriや『リトルモニカ物語』RUNEのような、細かい章立ての繰り返しで見せるゲームみたいなんですがね。
 現在、第一話しか終わってません。そんな時点で感想書くなよ俺というツッコミはさておき、第一話の感想は……感想「なし」。こうとしか言いようがないです。本当に、主人公と妹が現在おかれてる立場を確認して話が終わっただけというか。笑えるシーンどころか、「ああ、ここで笑わせたいんだろうな」と思えるシーンすらなし。
 んー、第一話だったらここでドカーンと笑わして物語に引き込むのが普通のドタバタストーリーが取る手法だと思うんだけど、そうでなくて後々じっくり読ませるため、ここで物語の足場を固めておきたかったのかな。はてさて、吉と出るか凶と出るか。とりあえず、これから第二話をプレイしてみたいと思います、はい。面白いといいな。

 あ、そうそう。このゲーム、システムの軽さ・テンポのよさは特筆ものです。ていうか私の知ってる範囲でナンバーワンといっていいテンポのよさ。一瞬たりとも止まらない画面、にぎやかな声とBGM。正直なところ、多少ストーリーがつまんなくても、このシステムに騙されて最後までプレイしちゃうほどいいシステムでは、と思えます。……そうですか、そういう不吉な言い方はダメですか。


興奮が薄れないうちに。(3月6日)

 これだよ、これ! 俺達が真に求めてたのは「じゃあ、具体的に何をすればいいのか」だよ!
 ほれ、児童ポルノ禁止法(以下、児ポ禁)ってやつ。あれに関してあちこちであーでもないこーでもないって議論はしてるじゃないですか。でも、そこで児ポ禁はよくない、どこからどう見ても悪法だという結論が出たとして(たいてい出る)、だったらじゃあ我々は何をすべきなのか? という段階になると、誰もが口をつぐんじゃうんですよ。だって何をどうしたらいいか分かんないんだもん。それに要するに市民運動みたいなものだから、みんなで足並みをそろえて行動しないと効果が薄れる、ということもあるわけでして。

 連絡帳AMI-Webというサイトさんが、音頭を取ってくれました。下のページを参照のこと。

AMIからのお願いと提案

 このページをごらんの皆さん、どうか、どうか、どうかそのサイトを見ていただきたい。そしてそれに賛同できたら、ぜひ行動してもらいたい。そしてサイト持ちの方は、無理にならないようでしたら、そのページを紹介していただきたい。
 葩稍あづさは、今回ばかりは本気です。

 追記・今回問題になっている「青少年有害社会環境対策基本法」に関する分かりやすい説明。(無題より転載)

で、要するに、この法案が可決されるとどうなるかというと、まず、国によって、あらゆる創作物、出版物、表現媒体を監視し、検閲する団体が組織されます。そして、その検閲団体の検閲を通ったものしか、公に流通できなくなります。

検閲の基準や対象は、青少年の精神に悪影響を与える表現…ぶっちゃけた話、エロとか暴力とかが対象になります。とにかく女の裸が出てたら駄目という、あの悪名高い児童ポルノ法案も相当キツいものがありますが、この法案は更にえげつない仕様になっています。「青少年の精神に悪影響を与える表現」とか言ってますけど、そんなもん定義としては曖昧もいいところで、いくらでも屁理屈をこねて「これは青少年に有害だ!」って言い張って認めさせて、該当作品を出版停止に追い込んで、作品作った奴も持ってる奴も違法だってことにできるから性質が悪いです。

そして、ここからが本題なんですが、この法案の最終的なターゲットはインターネットです。つまり、こうしてサイトで文章を書いている私や、今この文章を読んでいる貴方がこの法案のターゲットです。

では、この検閲団体は何をきっかけとして、検閲という、法の名の元に一方的な言論弾圧と思想統制を行うのか。名目上は「市民の通報」によって動くとあります。市民とは、要するに日本に住んでいる人間のことであり、私や貴方のことです。つまり、誰でも密告オウケイ! チクリ万歳! …という素晴らしい仕様。

これは例えばの話です。貴方がネット上でムカつくサイトを見つけたとしましょう。そして、どうしてもそのサイトを潰してやりたいと思ったとしましょう。その時、貴方がやるべき事はひとつです。迷わず検閲団体にチクリましょう! そのサイトは青少年に有害なサイトであり違法だと! 何、簡単なことです。理屈などどうとでもつけられます。貴方の素晴らしい弁舌で、そのサイトがいかに青少年にとって有害であるかを力説し、検閲団体の頭の固い公務員どもを丸め込み、、認めさせるのです。その結果、貴方が大嫌いなそのサイトは即座に閉鎖され、ついでに管理人は違法行為でしょっぴかれるでしょう。めでたしめでたし!

…で、貴方はこんな国に住みたいと思いますか? 互いが互いを監視し、密告し合うような国に。少しでも隙を見せたり、恨みを買えば、密告されてしょっぴかれるような国に。何より、国家や法の名の元に、自身の行動から頭の中身まで規制されるような事態に耐えられますか? 私は耐えられません。我慢なりません。こんなクソったれな法案が可決された日には、私のサイトは真っ先に閉鎖させられるでしょう。密告に走るような人間の心当たりはいくらでもあるし、青少年に有害だという理屈をつけるのも簡単でしょうから。だから、私はこのクソったれな法案に断固反対します。


■では、具体的な対抗策についての話をします。

この法案の可決を目論んでいる集団は、この法案が持つ本来の意図や目的、及びその危険性に気づかれないうちに、速攻で可決させることを狙っています。うやむやでも強引にでも、可決してしまえばこっちのものだということです。それに対抗するには、まず、この法案の危険性を知ること。次に、この法案の存在とその危険性を、より多くの人に知らしめること。最後に、この法案に反対する意志を示すこと。この3つだと思います。このくらいならば、何の力もコネも持たない一個人でもできることだと思います。

そこで、私からこのサイトを閲覧している皆様にお願いがあります。この法案の存在と危険性を、なるべく多くの人に知らせて下さい。特に、サイトをお持ちの方は、ご自身のサイト上でこの問題を取り上げて下さい。私も、私のやれる範囲でやれることをやります。ですから、貴方も貴方のやれる範囲で、やれることをやりましょう。ネットという媒体を通じて、様々な恩恵を享受しているのですから、そのくらいはしてもバチは当たらないと思います。この法案の目的のひとつにネットの言論規制がある以上、我々ネットに携わる者は無関係ではいられません。自分達の環境は、自分達の力で守るしかないのです。

葩稍あづさは、青少年有害社会環境対策基本法に反対しています(ちょっと扇動してみる編)(3月7日)

 青少年有害社会環境対策基本法の危険性は、ROSFさんが詳しいです。具体的な行動方法は「AMIからのお願いと提案」をどうぞ。

 で、ざっと調べてみたんだけど、議員センセイに直筆の葉書を送るって本当に効果あるみたいだね。たしかに普通だったらそんなことしようだなんて思わないもん。だからもちろんセンセイの方にとっても「まあ珍しいこと」程度のインパクトはあるわけですわ。だからそんな葉書が来たら、すわ数少ない地元民生の声だとそれなり程度には反応するわけ。まあ圧力団体の声ほど重視するわけじゃないんですが。

 さて、新聞とかプロの物書きなんかの世界では、一通の葉書や問い合わせの背景には1000人のサイレント・マジョリティがあると考えているらしいです。
 まあ実際そんなものでしょう。わざわざ葉書を書いてまで問い合わせだの抗議だのなんて面倒くさいことをやる人は、1パーセントにも満たないはず。だから意見がひとつ届いたら、実際にそれと同じことを思ってる人が1000人いる、と考えるのもまあ正当なわけです。
 どうです? 1000人の先頭に立ってみるってのも、なかなか気分のいいものだとは思いませんか?(物事の本質をずらして大げさに言うのは、扇動の基本です)

 あ、そうそう、もちろんその葉書には自分の住所氏名を明記しなきゃダメだからね。それがなければただの怪文書。したがって、議員センセイに目をつけられたらやばいような位置にいる人はやめた方が無難だとは思うな。国家公務員さんとか。

 ……って話の絡みで『怪文書』(六角弘/光文社新書)って本読んだら、これがまた面白くてねぇ。ある意味「ペンの力が世の中を動かした」ってお話。いや、ペンの間違った使い方だと思いますが……この話はまた明日にでも。


ちょっとメモ。(3月7日・その2)

 "FUNNY" GAMER'S HEAVEN、略してFGHがログだけ復活してた。えーと、侍魂が影響を受けたサイトは斬鉄剣で、その斬鉄剣が影響を受けたのはFGH、という毒舌系の草分け的サイト……でいいのかな? 俺の認識はそう。個人的にはこの方向性だったらPink Trashの方が好きだけど、ま、いいや。両方大好きだから。

 ところで「FGH」って略称、キーボードだと横に並んだ3文字なのね。はじめて気づいた。そこから来たタイトルなのかな。


「CDが熱を持って、ついに発火したのですが」「仕様です」(3月8日)

 ほらみろ! だから俺は前々から「52倍速CD-ROMというが、そもそも円盤をそんな高速で回転させてよいものなのか」って疑問を投げかけてたんだよ! もし何かの間違いで回転中に蓋が開いてみな? CDが空飛ぶよ? むちゃくちゃな速度で。

 なんかね、X-BOXでCDを再生すると、トレイとCDがぶつかってCDが削れちゃうらしいんですよ。ものすごい速度で。それで再生できなくなるとかそんな事件頻出。で、はじめマイクロソフトは例の「仕様です」「問題はありません」で対応しようとしたらしいのですが、そううまくはいかなかったようで。結局、交換で対応ってことになったらしい。
 さあ、皆さんもこれで安心してX-BOXを買えますね? というわけですので、誰か買ってください。そしてどんな具合なのか私に教えてください。ていうかそもそもX-BOXで何のゲームが出ているのか、誰か教えてください。X-BOXの目玉ソフトってなんなんだろう? プレステならファイナルファンタジー、ドリキャスならファンタシースターオンライン、64ならゼルダ。
 じゃあX-BOXは? そもそも面白いゲームがなきゃゲーム機なんか買わないよね。はてさて。


触覚たん萌え(3月9日)(Written on 3/10)

 えーと、タイトルの使い方はこれであってるのかな? まず対象の身体的特徴を一言で述べて、その後に「たん」という接尾語をつける。敬称みたいなものか。で、その後に「萌え」と動詞(この場合は名詞化してるのかな)をつければ、その対象のことが好きだ、という意思表示になるんだっけ。萌えの代わりに「ハァハァ」という言葉を半角カナでつけるバージョンと、さらに「(;´Д`)」という顔文字をつけるバージョンもあるらしいが、そこまでこだわる必要もなかろう。たぶん。

 いやあのね、車を買うんで中古車を扱ってる店をうろうろして回ったんですよ。安い軽自動車はおらぬかー、安い軽自動車はおらぬかーってなまはげ風に。
 で、3軒目かな。営業の人と話をしたんですよ。事故車だから安いとか、フル装備ってのは何と何がついてフル装備なのかとか。でも、その話はほとんど話半分で右の耳から左の耳へと通り抜けていく状態。
 だってさ、その営業の人、髪型がいわゆる触覚だったんだよ。ほら、ちょっと前の肌ゲーで流行ってるアレ。観月姉妹とか、Moeのまみとか、君望の茜とかがしてたあの髪型。アホ毛とも呼ばれてるアレ。そりゃ気になるってばよ。でも感情によってピコピコ動いたりはしないようで残念。……つか、実在するんだねぇ、ああいう髪型。惜しむらくは、その営業の人が男性だったということ。画竜点睛を欠くとは、まさにこのことだろう。

 結局、その触覚さんの勧める車を買っちゃいましたよ。いや、それが買った理由じゃないですよ? ちゃんとスペックと値段とかを総合して判断したら偶然そうなったんだってば! 本当、ほんとだってば! ……しかし実在するんだねぇ……しみじみ。


物語と現実(極論編)(3月12日)

 なんだか話を回されました。正確には戻されました、と言うべきか。茜ぷろじぇくと内、わたし語り3月9日参照。
 うーむ、人狼さんにはやっぱり見抜かれたなぁ。えとね、茜ぷろじぇくとさんのトップを見てください。うちへのリンクが張ってあって、そこには「青少年有害社会環境対策基本法反対運動について」って書いてあるんですよね。そう、実はうちって「青少年有害社会環境対策基本法」そのものに対してでなく、同法反対でもなく、その反対運動についてしか書いてないんですよね。考えてみると。しかし何が問題って、運動についてしか書いてないことに自分じゃ気づかなかったことが問題だよなぁ。

 てなわけで、うちの同法に対する考えをば。
 まず最初にここを整理しておきましょう。無題さん、ROSFさん共にこのようなことを言っています。「この法案の最終的なターゲットは、インターネットです」これ、眉に唾すべきでしょう。……おっと待ってくれ、この法が成立した場合にインターネットだけがその対象から外れるとは考えづらいから、インターネットの危機、とも確かにいえます。でも「インターネット狙われている」と「インターネット狙われている」では違うでしょう?

 もちろん、インターネットが最終ターゲットじゃないからいいや、ということにはならないわけでして。だいたいどんな大義名分を掲げたとしても、結局は言葉狩り・表現狩りなんですよね、これ。
 では、表現を狩ったとして現実が変わるのか。ここを冷静に考えなくちゃいけない。「めくら」を「視覚的にチャレンジされている人」と言い換えれば、言った人の中から差別する心が消えるのか。レイプ表現がある物語をこの世からすべて駆逐すれば、この世からレイプがなくなるのか。
 たしかに表現が現実を教唆するという場合もありますが(AVを見て、その中で行われたレイプを実際にやっちゃうとかね)、それを言うなら逆にガス抜きとして機能する場合もあるでしょう。AV見てマスかいてればそれで満足しちゃう、というような(どっちの割合が高いかは、データの抽出方法に依存します)
 表現を狩っても、世の中は変わりません。
 これはわたしの私見というかポリシーですが……物語は、表現は、決して現実をリードしません。現実を映し出す鏡にすぎません。あるいは現実から生み出された膿。物語は現実とまったくの無関係には存在できないはずなのに、現実があるからこそ物語が存在するはずなのに、物語を修正することによって現実を修正しようとする。つまり鏡に映った自分の顔が気に食わないから鏡を割る、それが表現狩りという行為です。現実は何ひとつ変わらないのに、鏡は割られたまま。

 だいたい、表現や言葉を規制することによって現実を変えようと考える人たちは、過去に失敗したそのような動きをご存じないのでしょうか。中国共産党が行った、文化大革命。それは結局なにももたらさず、多くの――ほんとうに数多くの文化財を失いました。
 では、表現を規制することによって現実がマシになった例をひとつでいいから――ほんのひとつでいいから、挙げてみていただきたい。
 人間とは、過去の失敗から何も学べない生き物なのでしょうか。少なくとも、この法案を通そうとしている人たちはそういう人たちでなのでしょう。
 どうか、どうか、どうか考え直してもらいたい。取り返しのつかないものを失って後悔する前に。

P.S.ぼくらの世界を守って内・重要なおしらせにて、署名運動について説明されています。よろしかったらご一読を。


「どくした」じゃないよ。(3月13日)

 とあるサイトがとあるサイトにリンクを張って、そこにあったリンクコメント。

自称・他称毒舌系サイト。
口が悪いだけの毒舌でなく、核心を突いている毒舌です。

 それ以外の毒舌があるのか。
 言い換えるとこんな感じか。「プロのもの書きさん。ただいっぱい文章を書いているだけのプロでなく、ちゃんとそれで収入を得ているプロです」それ以外のプロがあるのか。


愚民どもを情報操作するのだフハハハハハハハ(3月14日)

 デマを流したい。猛烈に流したい。そう、誰もがついつい信じちゃうようなデマ。で、一部の人たちが躍起になってそれはデマだデマだって繰り返し否定するんだけど、やっぱり世間一般の人たちはデマの方を信じるの。俺の流したデマを。

 いや、信憑性の高いデマって、案外作るの簡単ですよ。
 まず、誰もが無意識のうちに「それは当たり前の事実」だと思ってることを見つける。そしてそれを見つけたら、それは本当は嘘なんだよと言い張る。この言い張るときに使いたいキーワードは以下の通り。「そう信じてるのは日本人だけ」「たぶん××からきた勘違い」「データもはっきり数字で出てる(具体的に書名や数字を書かないのがコツ)

 ……どうして人は「××って実は○○なんだよ」ってフレーズに弱いんだろう。
 たとえば、割とよく言われることに「運動をしても、開始してから20分経たないと脂肪の燃焼は始まらない。したがってダイエットをする場合に運動をしたとしても、それが20分以下なら何の意味も持たない」って常識があるらしいんですよ。私は聞いたことないんですが(それはお前が世知に疎いだけだ)
 では、これに前段落のキーワードを当てはめて文章を書いてみましょう。

アイコン

 日本人ってやっぱり熱血が好きなのかなぁ。ほら、よくこう言う人がいるじゃない。
「運動をしても、開始してから20分経たないと脂肪の燃焼は始まらない。したがってダイエットをする場合に運動をしたとしても、それが20分以下なら何の意味も持たない」
 なんかこれって日本じゃ常識になってるらしいんだけど……これ、実は嘘。海外じゃこんなの信じてる人いないんだよな。
 んー、たぶんあれじゃないかな。運動するなら20分ぐらいやらないと運動したって感じがしないとか、さぼり癖がついてる人への牽制かなんかで発生したデマだと思うんだけど……ほら、あれだ。「ほらお前、それぐらいでへばって休んでどうする。休み休みやったって身につかないぞー」なんて感じでさ。
 たしかに運動は継続こそが重要だってことを考えると、これは有用な嘘。でも有用ではあるんだけど、嘘は嘘なんだからあんまり変な迷信を流さないでほしいなぁ。プロのトレーナーでも本気で信じちゃってるんだよ? ちょっとは科学的に考えろって。まともな運動科学の本ならそれぐらいのデータは載ってるんだしさぁ。

アイコン

 どうです? 上の文章、何の予備知識もない状態でポンと出されて、嘘だと見抜く自信あります? 結構多くの人が「へー、そうなんだ」なんて何となく納得しちゃうんじゃないかな。もしかしたら酒の席なんかで得意げになって話す人もいるかもしれない。で、それを聞いた人はまた別の機会に話して……はい、デマ発生。

 この論法を説明しましょう。
 いままで常識だと思ってたことを「それは嘘だ」と言われる。これがまず第一衝撃で、それを補足するように科学的なデータがあることを付け加える。ここでは「データがある」と言い張ればそれでOK。誰も調べなんかしないって。不安なら架空の本をタイトルだけでっち上げて書けばいいし(そこまで調べる人は本当に少数派)、それでも不安なら本気で資料を調べればいい。自分の主張に沿ったデータのひとつやふたつ、すぐ見つかるでしょ。
 で、その「嘘」が発生した理由もそれっぽく書いて相手に「へー、なるほどね」と思わせ、さらに日本人は「そう信じてるのは日本人だけ」って言葉にすごく弱いので、それも付け加える。完璧。
 このようにしてデマは発生し、流布されるわけですね。それじゃ、俺もそのうちデマを考えてそれっぽくこのページで流すんで、皆さん存分に踊らされてくださいね。

 ……あ、そうそう、ちなみに誤解のないよう言っておくと、ちょっといい例を思いつかなかったんでこの話を使ったんだけど……実は上の文章、事実です。人体の脂肪の燃焼は運動を開始したらすぐに始まりますよ。だってそんな20分のタイムラグだなんて効率の悪いこと、人体が許すわけないじゃん。人体ってのはものすごく効率的にできてるんですよ。だいいち、脂肪が燃焼しなかったら人体は何をエネルギーにして動くんだよ。脂肪ってそのためにあるんだぜ。

あー、アンケートとりてぇ。読者さんはどっちだと信じるんだろうな。


おやおや。(3月15日)

 Marronさんが『秋桜の空に』の修正パッチを新バージョンに。……いや、いまさら出されても。ていうかこの新パッチ、ISMC.H.A.O.S.なんかと親和性あるかどうかの方が心配なんですが。このパッチ当てたらISMで動かなくなる、とかいうんだったら当てないぞ俺は。どうせXPじゃ動かないんだろうし(正式対応してないんだから仕方ないがな)
後日追記・ISMは新パッチ対応版がリリースされました。C.H.A.O.S.はもともとパッチのバージョンに依存しない設計となっているようです。

 そして新作情報をほんの少しだけ発表。ふむ、妖精さんですか。ちびっこくて「重要な事を結構聞き逃すぞ!」という説明から予想される、おそらくぼんやりっ子な10万12才。その名はデビル。
 ……はて、妖精なのにデビルとは、これいかに?

 人間なのに江戸屋子猫というがごとし。お後がよろしいようで。


ひがわり娘検索

AND OR
ひがわり娘indexアイコン
トップに戻るアイコン