ひがわり娘

2001年4月1日〜4月15日


そんなわけで。(4月1日)

 というわけで、4月1日の嘘は終了。どんな嘘だったかといいますと、トップページがこんな風になってたんですよ。IEのエラー画面。……そう、IEの。相変わらずネスケの人のこと考えてないのな。もうちょっと何か別の画面とも考えたけど、思いつかなかったし(よそのサイトと全く同じ構成ってのは考えたけど、思いつくのが遅すぎたのですよ。なにしろ31日の午後10時)。どこかよく分からないアダルトサイトに飛ばそうとも思ったけど、下手すりゃそれって実害が生じちゃうし。なんでもアダルトサイトの中には、アクセスするとメールアドレスを解析してDMを飛ばすとこがあるとかそんな噂。嘘くさいけど。

 さてそれはそれとして、本日のネタ。近所の電器屋が閉店するそうでして、全品一割引セール。ついでにポイントカードのポイントもたまってたから、なにか肌ゲー買ってこよ……と思いきや、やっぱり新作とかはもう売り切れなのか、もう入荷しないのかでありませんでした。『あにめショップへ行こう!』(スクアドラ・ディ)なんか地雷くさくて話の種になりそうだったんだけどな。内容はPiaキャロットのアニメショップ版らしいです、はい。舞台の性質上、女の子がコスプレっぽい格好しがちでそこが売りらしいです。
 それでともあれ、結局買ってきたのは『笑わないエリカ』(ペンギンワークス)。多分面白いと思う。面白いといいな。とりあえず花咲春菜ちゃんが可愛いからいいけど。ええ、外観的には普通のゲームだったら攻略対象にならないけどやたら目立つようタイプの子。Four Cradの優花菜ちゃんとか、とらハ3のなのはちゃんとか。……つまりなんだ、その春菜ちゃんってのは何歳なんだ? いえいえ大丈夫、予備校生ですから18才です、はい。ええ、あの外観でも18才です。いいんです! 細かいことは言っちゃいけません!


肌ゲー雑誌。(4月2日)

 昨日にちょっと補足。『あにめショップへ行こう!』って発売延びてるのね。しかしこのゲーム、メーカーの親会社がアニメショップ経営をしてるとかで、それはそれでリアルなのかも。リアルならいいってものでもないと思うが。

 さてさて、このページはそういえば肌ゲーのページなわけなのですが、情報源としてその筋雑誌を使ってる人は多いことでしょう。というよりそれが普通だろう? なんだかんだ言ってもメルマガじゃCG分からないし。
 で、葩稍さんはPCエンジェル派。葩稍さんはPCエンジェルの「倉田のコーナー」を楽しみにしてPCエンジェルを選んでるわけです。どーせゲーム紹介なんてどの雑誌でも一緒だもんね。
「倉田のコーナー」、いいですよ。『大運動会』とか『TRAIN+TRAIN』なんかを手がけたアニメ原作家。その人が繰り広げる、はいてんしょんでバカでマニアなトーク! 「働いても働いてもペリカすら手に入らない労働の空回りっぷり」なんて言葉が何のフォローもなしに飛び出してくる、分かる人にはたまらないけど、分からない人でも何となく面白いような気がするというハイテンションっぷり炸裂なトーク! ああ神様、こーゆー肌ゲー雑誌とは何の関係もない輩にコーナーを与えて下さってありがとうございます! それは編集長にでもお礼を言うべきだぞ俺。
 ところがところがあにはからんや、鰐袴蘭也はマリア鰐袴の倅さん、そのコーナーがあと3回で終了との情報が今月号のPCエンジェルにてもたらされてしまいました。ああ、これから私はなにを楽しみにPCエンジェルを読めばいいのでしょう?

 というわけで、別の雑誌に乗り替えることに決定。見切りが早すぎ。まあ、さっき書いたように情報はどれも一緒だから、適当に片っ端から読んで決めることになるのかな。神様が後ろ向きに投げた矢が当たる(予測不能という意味のキリスト教圏で使われる言い回しらしい)みたいなものだ。


暦の上では。(4月3日)

 ♪雨は夜更けすぎに〜雪へと変わるだろぉ〜
 というわけで、雪が降っています。おいおい今日は4月じゃないのかよ。……そうか、分かったぞ。これは全世界が結託して俺を陥れようとしているんだ、本当はまだ2月ぐらいなのに、あらゆるメディアや公的機関が情報操作をして4月だと偽っているんだ! そう、全世界規模で俺個人を陥れようとしているんだ、そうだそうだそうに決まった騙されないぞ。

 ……でもさ、4月だよ? なぜ雪? 暦では春なのに……暦のうそつき! このメガネが! お前なんか正月に餅を食べ過ぎて、それを取り返そうとダイエットしたらそのリバウンドで2キロ太っちゃえばいいんだ!(誰だそれは)


ゲドン落ちってヲイ。(4月4日)

 なんか最近の我が県の知事である田中康夫氏を見ていると、ドラえもんの「独裁スイッチ」を思いだして仕方ない。そう、映画版エヴァと同じオチがついた話ね。「『気持ち悪い』って言ってくれる人がいるって嬉しいなぁ」的エンド。

 さてそれはそれ、今月号の『GAMEぎゃざ』なる雑誌を買ってきたのですよ。元RPGマガジンの、カードゲーム情報誌。

 まず、KanonTCGのコーナーにおいてAIRTCGのカードがちっちゃく2枚公開されてたんですよね。[メイド服美凪]と[七五三みちる]。いや正確には[巫女みちる]だけど、七五三だろ、年齢的に。つまり着物を着て美凪の前でくるんと回ってみせ、嬉しそうな声で
「どうどう、美凪似合う?」「おう、馬子にも衣装ってやつか」「国崎往人には聞いてなーいっ!」もちろんみちるは『馬子にも衣装』の意味など知るわけもないのですが。
 ちなみに能力的に言うと、みちるは名雪の仲間で美凪は真琴の仲間であるようです。美凪のスートはお米券、みちるのスートは……ビー玉かな? シャボン玉? で、予想としては観鈴のスートはトランプ、佳乃のスートはバンダナ、神奈のスートはお手玉でしょう。多分。

 さてそれはそれ、今月号最大のニュースはMTGの7版発売です。
 ……の前に、ちょっと予備知識。MTGってのはファンタジー世界で色々な生き物を召還して戦わせる、漫画版遊戯王みたいなゲームです。で、その世界の魔法とか生き物は大雑把に言うと5種類の色で属性分けがされてまして、その5色とは白・青・黒・赤・緑。
・白=天使とかそのしもべ達。D&Dで言えばローフルグッド。
・青=海辺の生き物、空の生き物、それから知識偏重の魔導研究者達がここ。ニュートラル。
・黒=文字通り黒魔術。ゾンビ・奈落の生き物など。ローフルイビル。
・赤=山とか岩場のような、過酷な環境下の生き物。ゴブリンとかドラゴンとかリザードマンとか。カオスイビル。
・緑=森の生き物。エルフとか。ニュートラルグッド。

 さて、7版の登場によって一度消えた色々なカードが復活を果たしました。具体的にはセラの天使シヴ山のドラゴンのような、目玉っぽい派手なカード。
 これがどういうわけか、白には強力な天使、青にはランプの魔人っぽい魔人マハモティ・ジン、赤は巨大ドラゴン、緑は「でえだらぼっち」(『もののけ姫』に出てた、やたらでかいやつ)みたいな生き物茨の精霊とコマが揃ってるのですが……なぜか黒にだけ目玉巨大クリーチャーはなし。奈落の王に帰ってきて欲しかったんだけどなぁ。

 ともあれ、どうも7版には全てのカードにフレーバーテキストがあるようです。カードの下の方にちょこっと文章が書いてあるのですよ、バックグラウンドストーリーの解説とか、そのカードに出ているモンスターのセリフとか。これがまた傑作揃いでして……
 たとえばモグの狂信者ってカードがあるんですがね、これってゴブリンの狂信者が爆弾を抱えて飛行船から飛び降り相手に1点のダメージを与えるってカードなんですが、そのフレーバーテキストが「わかったぞ、わかったぞ、わかっ…………」つまり、そう叫びながら爆弾を抱えて特攻していく。うむ、実にゴブリンらしい姿であります。
 ええ、たとえプレイをしなくても、ルールを知ってるならこのテキストを読んでるだけで充分楽しいです。個人的に好きなのは、笑えるのでは上で書いたモグの狂信者、真面目な方ではトレイリアのアカデミーアカデミーは時の研究をした――時を使い果たすまで。)、生の躍動一本の倒木は、無数の若木を養うためのものです。)、それから能力と文章のマッチとして無のブローチ全てのものをあきらめよ。人に何もやらないために。――ブローチに刻まれた言葉不毛の大地大地は何も約束しない。そして大地は約束を守る。)って辺りかしらね。
 やっぱりこーゆー雰囲気作りで成功したのがMTGが成功した一因でないかと。他のカードゲームも、こーゆーフレーバーテキストつけてくれればいいのに。ええ、主に[Yシャツ名雪]とか[Yシャツ美汐]辺りに。結局それなのか俺。


「宿命」と書いて「さだめ」と読む、場合もある。(4月5日)

 ♪物は〜壊れる人は死ぬ、そういう訳さママン〜三つ数えて眼をつぶれ、そういう訳さハニー♪

 ムーンライダーズの『物は壊れる人は死ぬ、三つ数えて眼をつぶれ』が頭の中でぐるぐると巡っています。いや誰も知らないと思うんですがね(ただでさえマイナーな上に1982年の曲だもんなぁ)。
 ともあれ、物は壊れ、生あるものは死すのが万物に与えられた定めなのであります。

 冬コミで買ってきた美緒のキーホルダーのチェーン部分がもげてしまいました。

 あ、いまお前「なんだ、そんなことか」って思っただろ! このキーホルダーはね、去年からどんなキーホルダーを使おうか悩んだ末に選んだキーホルダーなんですよぉ。ええ、ああでもないこうでもないと悩み続け、そんな末に冬コミで見つけたこのキーホルダー。ああ、長い間、辛いときも悲しいときも一緒にいてくれたねなどとメロウな気分にひたってしまいましたよ。いいの! 年末からだから約3ヶ月ちょっとだけど長い間なの! ジャンプの10週打ち切り漫画が「長い間ご愛読ありがとうございました」だから、日本語的には長い間なの!

 というわけで、明日から私の車&家の鍵がくっついてるキーホルダーは知佳ぼーが採用されることとなります。これも壊れたら(不吉なことを)どうしようかなぁ。今のうちから新しいの探しとこうかなぁ。ええ、形ある物はいつか壊れるのが万物の定めですから。


えここってのもあったよな。(4月7日)

 まあとりあえず読んでくださいな、こんなページがあったんですよ(情報源はこちら)。

 読みましたね? こっから先の文章は読んだこと前提ですよ?

 もちろん真面目なこと言うと、外観なんか単なる飾りだからそれをもって性能を云々するのはお門違いだ、とも言えるわけですが……でも、どうなのよ、アレ。もうちょっとなんとかならなかったのかねぇ、いくら何でも。それにアレに対するまともな弁護は、むしろ野暮というもの。素直に笑っておくのがいいでしょう。行くぞ中華キャノン!
 なんてことを思ってたんですがね、こんなとこを発見。……………………………………それはやめとけ。

 しかしインターネットでのローカルキャラものって、今はどんなのが流行ってるんだ?「任意たん」って何?「あれ以外の何か」って何のこと?「偽春菜」って? もはやワケわからんですよ、はい。ていうか「それはそもそも何なのか」を説明したページって見辺らないんだよねぇ。サーチエンジンで調べても、もはや魔窟と化したリンク集になってしまう始末。
 で、適当にその魔窟をウロウロしてとりあえず分かったこと:「任意たん」「あれ以外の何か」「偽春菜」は同じものを指し、それはすでに配布が終了してしまった何らかのデスクトップアクセサリらしい。
 ……これだけじゃ「何も分からない」と同義だよな。


のびやかに〜(4月8日)

 キーワードが「かに」らしいアニメ、『おじゃ魔女どれみ』を見る。正式にはタイトルがちょっと違った気もするが、まあ細かいことは気にするな。プチモニとミニモニの違いみたいなものだ。――違うけど、同じと見なしたところで誰も困らない。
 さて主人公は「どれみ」という娘らしいのだが、周りの人は皆日本人風。……あれと同じ理屈か? 本当は西野かおりっていうんだけど、「ぽぷり」って名乗ってるとか。あるいは稲田瑞穂とは仮の名前、本当の姿は宇宙の戦士プリーシア・ディキアン・ミズホなのですってのと同じなのかもしれない(ばかもの)。

 ま、ともあれそれはそれ、普通に面白いアニメでありました。小学校6年ぐらいの魔女っ子の集団が色々な騒動を起こしたり、ちょっといい話を見せてくれたり。……あれだよ、『天からトルテ』(近藤るるる/アスキーコミックス)。あれから「ご主人様」って概念を取り除けば、設定はそっくり。

 で、今日の話は身体測定。小学校6年ぐらいの子だとみんな背伸びしたがりさんで、背が高くならないかなぁ、とか胸が大きくならないかなぁなんて思うわけです。でも実際に一足先に大きくなっちゃった子はそれを恥ずかしく思ったりと、なかなか微妙なお年頃(もちろん『櫻の園』みたく、高校生になってもそれを引きずる人も少なくないんですが)。もちろん俺としてはそのぐらいの姿のまま成長しなくてもベリーオッケー、むしろそれが好ましい姿だろう違いますかare'nt you? などと思うものの、やはり当事者としてはそうはいかないんだろうなぁ。全く世の中間違ってるよ、プンプン。
 それはともかく、今日のどれみはそんな話。詳しいことは面倒だし言いませんが、「変身する必要ないだろうお前」「そもそもお前らがしたこと役に立ってないやん」「主人公を動物にするのが流行りなのか?」などと突っ込みどころ満載なお話でした。

 しかし主人公格の魔女っ子が5人いるんですが、どうも今回のお話で一言も喋ってない子がいるような気がして仕方ないのです。ちなみに5人のキャラクター分担は「ハイテンション(主人公)」「関西人」「メガネ」「外人」……ってあり? あと一人誰だぁ?と、キャラクターが多いお話で起こりがちな出来事と相成りました、はい。

 で、ついでに『ぴヨナ=ピコナ』のベル先生をクリア。これは面白い。詳しくは、また後日あーんど掲示板で。

 というわけで、本日はちびっ子Dayでありましたとさ。


神奈と裏葉風。(4月9日)

 予備知識のほとんどない漫画を買うとしましょう。大抵の人は、その漫画が面白いことを願うはずです。いやハナから面白いことなど期待しないで「義務だから」「地雷くさくてネタになりそうだから」というダメな理由で買う人もいるでしょうが、まあそれはこの際脇に置きまして。

 『神様のつくりかた。』(高田真一郎/エニックス)とあるサイトの読書コーナーで、こんなことが書いてあったんですよ。「川原泉が好きな人にはお勧め」
 川原泉。この人のことはまたの機会に譲るとして、ともかく川原泉のファンである葩稍さん、そういう勧め方をされたらチェックしないわけにはいきません。そりゃあ買うだろう。買わなきゃ。
 ……が、本屋へ行って愕然。A5版の本で、定価800円。それはいい。問題は、最新刊が11巻だということ。俺にどうしろというんだ? ていうかどうするんだ? もし面白くて全巻揃えたくなったらどうするんだ? 古本屋にはまるで出回ってなかったんだぞ? 諭吉先生が飛ぶほどの出費になるんだぞ?

 というわけで葩稍さん、「面白かったらどうしよう」などと妙なことを考えつつ読んだのでありましたとさ。

 結論。どうしよう、川原泉に似てはなかったけど面白い。けど見境なく全巻揃えたくなるほどではないので、スキを見ていずれ全巻揃えようかな、という方向性で。ちなみにこの話の内容、1巻では説明できるほど進んでないのでちょいとパス。でも雰囲気が面白い、気がする。


読んで損はない、というぐらいかな。(4月10日)

 『さすらいエマノン』(梶尾真治/徳間デュアル文庫)読了。……うーん、いまいち。『おもいでエマノン』が面白すぎたってのもあるけど、それ差し引いてもエコロジーに傾きすぎてるのはちょっといただけないなぁ。あとエマノンがただの「なんでも知ってるすごい存在」になっちゃってるのもどーかと思う。やっぱりエマノンは人間でなきゃ。

 ところでこの小説、もう20年以上昔のものです。短編連作で、最初のが79年12月号のSFマガジンに載ってたわけです。それから何本か描いて、92年でいったん区切り。
 そう、古い作品ですからその頃からのファンという人がもちろん存在するわけでして、そういう人から見ると私みたいな新しいファンが今さら騒ぐのなど――気分はそりゃ分かるけど、ちょっと滑稽なわけです。つまりこういうこと。
「ねーねー、この前文庫で出た『銀河英雄伝説』って面白いよね!」
 いや面白いよ、それはもちろん面白いけど、今になって言われても!

 というわけでみなさん、そのような大昔の作品を今になって騒ぐ輩にはこう言ってあげましょう。
「我々は、今お前が立っている地点など×年前に通り過ぎている!」(列海王調)
 つーか、実際に言われたしな、俺。


「葩稍君って、どこかに行こうとしてるよね。どこへかは分からないけど」(4月11日)

 某友人に言われた台詞であります。言い得て妙かもしれん。というわけで、今日はそれっぽいネタで。

 なんか、シスタープリンセスのアニメがえらい評判悪いらしいですなぁ。

 シスタープリンセスが何者か、は説明……した方がいいのかな。どこぞかの雑誌の読者参加型ゲームで、大雑把に偏見を交えて言うと「12人の妹を大勢で取り合うゲーム」です。そう、12人全員が妹です。細かい設定は私に聞かないでください、私も把握できてない。

 まあともあれそんな感じで、12人もいるわけですから誰か一人ぐらいは好みに合う妹がいるだろう、と思って設定資料集をゲットしましたよ。ええ1,500円もしましたともさ。
 眺める。――ほほう、絵はきれいだねぇ。
 読む。――ふむ、やはりハイテンション組の方が琴線に触れるな。

 しかし12人全員の設定を読み終えた時に私の心の中を支配していたのは、なぜだか釈然としない気持ち。なぜだ? 妹キャラばかり12人だぞ? 幸せパラダイスではないのか? なぜ誰一人として「それだ!」と叫んで親指を突きだしたくなるキャラに出会えないんだ? ハイテンションな四葉や、お子ちゃまの雛子では足りないのか?
 なぜだろう。考える。考える。考える。考える。そして気づく。

 誰一人として「わがまま」という属性を持っていない!

 それは違うだろうお前! 妹キャラの基本は「わがまま」だろうキミィ! よろしいかね、わがままという属性のない妹キャラなど、それはまさにコーヒー豆の入っていないコーヒーのようなもの。そもそもギャルゲーでの妹キャラというのは同級生2の唯を先祖に持ち、Piaキャロットのみるくで火がつき、『悠久幻想曲』のマリア・ローラというひとつのピークを経て、さらには『ほろほろ』の愛や『AIR』のみちるで完成型を見たという由緒正しき系譜を持つ一族なのですよ? なのになんですかキミは!(以下延々と続く)

 ともあれ、これからアニメのシスタープリンセスを見ますです、はい。ちなみに現時点での比較一位キャラは……四葉かなぁ。キャラ分からない人はgooかなんかで調べてね。

 あ、そうそう、もうひとつ。千影というキャラクターがいるんですがね、まあセンチメンタルグラフティの七瀬優を思い出してくれればいいや、無口でマイペースでだけど、どっかミステリアスな子。この子は兄のことを「兄くん」と呼ぶのですよ。……この呼び方ってさ、設定の無茶さ加減も手伝って、ものすごくバカにされてるような気がするのは私だけ?


速報。(4月11日・その2)

 「その2」なんて出したのいつ以来だろうねぇ。

 ともあれシスタープリンセスのアニメ。前回は知らんが、今回は悪く言われるほどの出来じゃないでしょ。いいとも思わないけど。でもOPアニメに声優さんの実写が混じるのは、あまりにも見てる人をバカにしてる気がする。見てる人全員が声優ファンってワケじゃないんだぞ。ていうか、声優だって結局はスタッフの一員でしょうに……スタッフが表に出てくるってのはどうなんだろうね。

 ま、それはそれ。そしてどーゆーわけか13人目が登場しました。13人目ということはきっと裏切り者なのでしょうが、もしかしたら俺的には一番かーいい子かもしれんな。
 あと、13人ということはカップリングが13×12÷2=78パターン考えられて(やめなさい)


箇条書きの日。(4月12日)


お礼にたっぷり(4月13日)

 RUNEのHPにに新作情報が。ペース速いよなぁ、ぴヨピコ出したばっかりじゃん。

 ともあれタイトルは『にゃんてシャトン』。ジャンルは……要するにPiaキャロット2だと思っておけばほぼ間違いない模様。そう、全国37人ぐらいのファミレス大好きっ子さん大喜びのゲーム。

 さてこーゆーギャルゲーなんですから、もちろん気になるのはキャラクター。そしてメーカーはRUNE。したがって、転び予定最右翼のキャラクターは彦根萌々嬢。「ひこねもも」と読みましょう。どんな子かというと……「店にちょこちょこ遊びにくる店長の娘。自分の父親が店長なので、自分も偉いと思っているフシがある。
 いいんです、こーゆーちっちゃな子だからそう思っていてもいいんです。これが社長の奥さんだとかそういう人なら、えらく生々しい嫌な話になりそうなものだが。
 ともかくそしてネコミミにしか見えないカチューシャをかぶり、フリルひらひらな服を着てえへへと笑う、そんなお子さま。ええ、そりゃあもうこの子でいきますよ? 攻略対象かどうとかそんな野暮なことは言いませんよ? いいの、この子のわがままに振り回されることが最終目的のゲームだと私的には認識しましたから。ええしましたともさ。

 とはいえこのゲーム、はっきり言うとキャラ設定にいちいちPiaキャロ2っぽさが見えて(あ、メインヒロインの性格はよさそうです)、オリジナリティがないとダメな人はきついかもしれない。あたしゃ別にオリジナリティなんか「あれば嬉しい」程度にしか求めてないんで、面白ければそれでいいんですが。

 ともかく、そんなゲームが7月発売予定。今度の説明書は何だろうね。興味はそこか。


最近の四コマ誌はヲじるし度が高い。(4月14日)

 俺にどうしろというんだ。

 なんか、最近この台詞を言うことが多いような気がする。……いきなり閑話へ。クトゥルフの呼び声っていうホラーのテーブルトークRPGがあるんですがね、その中にSAN値っていうルールがあるんですわ。日本語に訳すると「正気度」といって、これがなくなるとその人は狂気に落ちていくという、そんな能力値。このSAN値って、そのキャラクターが禁断の知識を手に入れたりすると最大値が減っていくという性質を持っているんですよね。そう、禁断の知識を手に入れたからといって即狂気に落ちるわけではないけど、以降狂気に落ちやすくなる、と。
 つまりこういうこと。人は何かに転んでしまうと、以降はちょっとしたことでも同じように転びやすくなる。つまり精神には免疫力と逆の力が働くってことですな。あるいは犯罪者の論理で、一人殺したら二人も三人も一緒って奴と同じ理屈かも。

 閑話休題。……って、そもそも何の話をしたかったんだっけ?
 ああ、そうそう、『まんがタイムジャンボ』って四コマ漫画誌があるんですがね、その今月号に『奈々美まっしぐら』(みやさかたかし)って新人さんの漫画があったんですわ。
 ここでやっと冒頭の台詞「俺にどうしろというんだ」につながるわけです。

 ええ、ピンクハウスが似合うちびっ子で、元気いっぱいな甘え上手……にしか見えない、パチンコ屋の店長さん。いまどきこれぐらいでは意外性もへったくれもないのですが、いいのいいの、意外性なんかなくったって可愛ければ。髪飾りに鈴をふたつくっつけて、元気一杯によく転ぶ、そんな子。えーえーえーえーえーえーえーえー、可愛いですともさ。可愛くて何が悪いんだよくらぁっ!(逆ギレ)
 というわけで、もし何かの機会があったらこの漫画を応援してあげるように。あ、応援といっても本に向かって大声張り上げて「がんばってねー!」って叫ぶんじゃなくて、具体的にはアンケートに○をつけて送ってくれ、とそんなことです。はい。

 ついでに何の関係もない話。ゲーセンに大太鼓の音ゲーが出ましたけど、そういえばああいう太鼓を複数の人間で叩く連太鼓って音楽、ものすごく新しいジャンルだってご存知でしたか? どれぐらい新しいかというと、創始者がまだご存命なぐらい。ちょっとした豆知識でした。


そんな話。(4月15日)

楽しい気持ち、面白い気持ち、悲しい気持ち、嬉しい気持ち、ムカつく気持ち、切ない気持ち……などなど まんがで表現できないことはあんまりないのではと思います。」(金田一連十郎)

 こーゆー気炎に似た言葉をさらりと言える人ってすごいと思う。これって漫画新人賞の募集で「人気作家さんにアドバイスを一言」なんてところに書いてあったんですよね。アドバイスにはなってない気がするけど。
 ともかく、勝手に漫画というジャンルの限界を決めつけて偉そうなことを言う人よりも、こーゆー脳天気ともいえることを信じてる人の方が往々にして面白いものを創れることは紛れもない事実。……この話、「漫画」を別のものに置き換えて考えても、きっと事実だと思うな。「小説」とか「ゲーム」とか。

 しかしそれはさておき思うんだが、漫画の新人賞で審査員が漫画家だってのはいいかげんやめた方がいいと思うんだけどなぁ……


ひがわり娘検索

AND OR
ひがわり娘indexアイコン
トップに戻るアイコン