ひがわり娘

2001年1月17日〜31日


『ゲノム』も無茶だった。46人合作。(1月17日)

 葩稍さんは『ゲノム』のためだけに『カラフルBee』なるエロマンガ雑誌を買っています。買い始めた当時は秋澤和彦も描いてたんだけど、最近描いてないからもう『ゲノム』のためだけ。

 ところがところが、あにはからんや。今月号から新連載の『Pure Elves』(ごまさとし)が。表紙ページを見た瞬間に大笑いさせていただきました。

エルフの妹との許されぬ密会……

 はい、五分ほど笑いが止まりませんでした。なんですか妹でエルフって。
 「なに考えてるんだ」というか「なにも考えてないんだろうなぁ……」あるいは「むしろ考えすぎて分からなくなったか?」などという感想が頭の中をグルグルと巡り、ふと思う。
 そういえば昔、似たような感想を持ったことがあるなぁ。「登場人物全員メガネっ娘!」ってゲームの広告を見たときだっけ。……ってさ、そうするとこの漫画だってもしかしたらものすごく面白いのかも。面白いのかも。……面白いといいなぁ。

 で、内容は普通に普通のエロマンガでした。でも連載だし、なんかストーリーをやるみたいだから、来月以降この雑誌を買う理由が一つ増えたかも。だってこういう潔い割り切りをした作品は大好きですから。「エルフ」かつ「妹」。あと「UNDER80」で大三元だっけ?


3やんなきゃなぁ。(1月18日)

 とらハ。そう、とらハですよみなさん。というわけで本日はとらハで二題。とらハを知らない人はこっちでお勉強だ。正式名称は『とらいあんぐるハート』。

 まずとらハOVA二巻。いや見てないんですがね、そもそもあたしゃこれはレンタルで済まそうと思ってたので、近所の置いてそうなレンタル屋を毎日チェックしてたのですよ。発売が1/12でも、実際のレンタル開始はまだだったんですね。
 で、今日は仕事休みだから早く行ってチェックしようかな、とそんなことを思った。でもあんまり早く行きすぎても、店員さんがまだ並べてなかったりとかで借りれない可能性がある。というわけで、10時開店の店に11時ちょっと前に行った。空き箱発見。……そう、つまり
 「レンタル中」
 ……誰だよ、そんな早く行って真っ先に借りていったの。ちっ、このオタクめが(まて)。

 ともあれそれは諦めるとして、とらハネタその二。『とらいあんぐるハートビジュアルファンブック』入手。まあネタバレがきついので、ろくすっぽクリアしてない「1」の方の記事は読めないんですが(なんか……いずみBADのCGが目に入っちゃったんですけど……本当にとらハか、あれ?)、いいんです、さしあたり「2」の記事だけで。具体的に言うと美緒と知佳ぼーの記事があればそれだけで値段分の価値はあるからいいんです。
 いやあ、特に美緒の記事は素晴らしかったです。各人描き下ろしイラストが一枚ずつあるのですが、美緒の絵はおそらく中学の制服、黒のセーラー服でした。そしてお菓子のつまった紙袋を小脇に抱え、猫口にはペロペロキャンデー(アラレちゃんに出てたようなやつ。not肌ゲー)。そして全体的な表情はといえば
美緒「こーすけこーすけー、お菓子食べたい?」
耕介「おう、くれ」
美緒「嫌なのだー♪」
 そんな台詞が出てきそうな、ちょっとイタズラっぽい笑顔なのですよみなさん、どうしますか。

 で、さらにはシナリオ&原画マンである都築さんのコメントが載ってましてね。

 「思い切って非攻略」という線も考えたのですが、それではいけない。何かに負けてしまうのだ魂的に、と、結局、何とか今の形に落ち着きました。

 素晴らしい、これぞ魂というものです。まだ魂というものの真の姿を理解できる人物がいるとは、日本もあながち捨てたものではない(何様だお前)。そんなことをしみじみそんなことを感じさせてくれた冬のひとときでした。


とりあえず謝罪から。(1月19日)

 えー、昨日のひがわり娘、美緒の描き下ろしイラストである黒のセーラー服に対して「おそらく中学の制服」などと非常にワケの分かっていない発言をしてしまいました。そう、もちろん美緒の小学校の制服がセーラー服なんですよね。
 不注意な発言をしてしまい関係者各位(主に美緒ファン)に不快な思いをさせてしまい、たいへん申し訳ありませんでした。言い逃れなどいたしませぬ、貴様それでも帝国軍人か、美緒ファンの風上にも置けぬ、反省など許さぬ腹を切れ、そうだ死ね死ね死んでしまえという苦言は甘んじて申し受ける所存でございます。

 とまあ、それはさておきレンタル屋行って借りてきました、とらハ2OVA2巻。主役は掛け値なしでゆうひ。重要サブキャラは薫だけど、目立ってたのはやっぱり知佳ぼー。真雪さんと愛さんは存在感ナッシング。以下ネタバレですんでClick Here!別ウィンドウが開くにょ。ちなみに大雑把な感想としては「まあ面白かった」ぐらい。レンタルであれば見ておきましょう。

 そうそう、『Cheerio!』買ってきました。
 進行状況:インストールしておまけディスクのチェック。実際のプレイはこれからなりよ。


ぷっちこちゃ〜ん(CV・栗田貫一)(1月21日)

 1/21、ぷちこの誕生日だったんだって。

 さて、大雪。
 大雪といえば思い出す、その昔存在した『Beep!』っていうコンシューマーゲーム雑誌。スーファミ以前のファミコン全盛期時代に、やっぱセガだぜセガ、アウトランにスペハリでファンタシースターな上にアレックスキッド! どうか参ったかという硬派な路線をひた走ってた雑誌。まあ早い話がセガファンにメタを張っていたため、セガファンがいなくなれば休刊してしまうのもやむなしという困ったちゃん雑誌でした。ドリキャス時代に復活してくれませんかね。

 さて、『Beep!』と大雪の素敵な出会いとは何かと申しますと、セガの置かれた状況がまさしく大雪で「寒いね、お兄ちゃん」「寒いね、ひろみ」(何のネタだ、そしていつのネタだ)な……じゃなくて、ある号の巻末にあった編集後記の一つにこんな一節があったのですよ。文章の細かい部分はうろ覚え。

 ××が秋田へ帰省するというので、○○と△△も一緒になって遊びに行くという。屋根の雪下ろし初体験の○○は今からワクワクを隠せない様子。「僕の体重で屋根が抜けないかな?」雪の重さを知らない都会っ子○○の言葉に、××は苦笑しつつ一言「ダイエットだね!」

 雪は重いですよぉ。雪かきを毎日やってれば筋肉もつくし、いいダイエットだ。なんだっけな、山形だかの豪雪地帯にある温泉旅館が、宿泊費を「毎日雪下ろしをする」で払ってもいい、ってふうにしたぐらい重労働。まあその旅館は本当に冬は雪に埋まるようなところだから、そうでもしないと冬に客が来ないというとこだったらしいんだけど。


笹木みなも的日常。(1月22日)

 葩稍さんの部屋の隣には「部屋.lzh」とでも呼ぶべき部屋が存在します。いや別に「部屋.zip」でも「部屋.tar」でも「部屋.cab」いいんだけど、ともかく書庫と言いたいらしいです。まあそれほどでかくもないがな。

 さて、我が家には姉がよく遊びにきます。なんたって嫁に行ったといってもすぐ隣なわけでして(いや、別に高校時代に今の旦那を毎朝起こしに行ってたりはしませんでしたが)。もちろん、姪御さんを連れて遊びに来ます。もう1歳半なので、半端に知恵がついています。書庫の部屋は、基本的に扉を閉めていません。

 結果、何が起こるか。そう、タイトル参照です。

みなも「ああっ! あたしの秘蔵レディコミがぁ〜」
志郎「いまどき、中学生でももうちょっと気のきいたとこに隠すでしょうに……」

 なんだな、これからは本の注意書きに「お子さまの手の届かないところに保管してください」って書いた方がいいんじゃないですかね。いまにPL法で訴えられてもしらんぞ、俺は。


出会いと分かれの物語「大阪サーガ」(1月23日)

 今、内輪で大人気なサイトで「いきなり次回予告!」ってのがあるんですよ。登場人物3人の名前を入れればその情報をもとに次回予告を作成してくれるというサイトで、まあかつてあった「あなたの今日のキャッチフレーズ」的な愉快サイトですわ。

 さて、登場人物3人。「大阪」「とも」「よみ」でチャレンジしたところ……

遂に完結! ともが最後の決断!!
イスカンダルへ向かう大阪に託された地球の運命は!?
ともの背後に忍び寄るよみ・・・月曜よる8時!

 そうか、大阪の双肩に地球の運命はかかってるわけですな。……あの「ああ、滅亡決定だな」と諦めちゃやっぱだめなんでしょうか。
 で、本日のレフト前ヒットは

「遅刻だー!」と前も見ないで爆走するともと校門前で道に迷う転校生大阪は、
ぶつかった拍子に唇がふれあって…。
ファーストキスと共に恋がはじまった!
ともを密かに愛するよみも交えた三角関係の結末は!?
トキメキ恋愛コメディ「とものドキドキメモリー」
次回は「暗闇でドッキン★」。お楽しみにね♪

 なんか、半端にはまっててやだな。


孤立せよ!(1月24日)

 『無頼伝〜涯』(福本伸行・講談社)が終わりましたね。まあなんと言っていいか、ここまで露骨だと逆に気分良くなるほどの打ち切りっぷり。

 やっぱ福本に少年誌は無理なのか? つーか、そもそもこの話って丸山健二の出来損ないみたいな話だったしな。(逆に言うと、涯が好きだった人は丸山健二を読むといいでしょう。あらゆる意味でそっくり。『野に降る星』(文芸春秋社)は傑作)
 やっぱ福本といえば、知力の全てをかけた腹のさぐり合いとそれを越えたところにある強運(暗刻がそこにあるような)、そして大物でしょう。
 ……いや、「大物」は福本漫画の魅力でしょう。絶対福本漫画の大物達って、書類なんかの職業欄には「大物」って書いてるって。だって何やってるか見当もつかないんだもん、あの人達。にもかかわらず、美女をはべらせて体を洗わせるという「俗物が想像する大物」をまさに体現化したような大物っぷり。涯と「大物」の対決は見たかったんだけどなぁ。


悠里ちゃんニュース!(1月26日)

 ごめん、これ、尾ひれどころの騒ぎじゃなかった。完全に別物でした。あう。

 ともあれそれはそれ、もはや珍しいことではないのですが、本日長野県は大雪でした。したがって電器屋の輸送体系にトラブルが生じたのか、『青い鳥』は入荷してませんでした。いや、ないのがそれ一本だけなら売り切れという可能性もありますが、『誰彼』とか『ぱちもそ』なんかも同じく売ってないので、これはきっと未入荷なのでしょう。

 そんなわけで、昨日買ってきた『てんたま』をプレイ。
 ……んー、こーゆーストーリーを読ませてどうのってギャルゲーは、コンシューマーよりパソコンの方がはるかに先に進んでるよね。テンポ悪ーい。声の破壊力で救われてる面もあるけど、なんにせよストーリーに「先を読ませる力」がないのは痛いです。別に笑えるわけでもないし、先を読みたいと思えない。とらハ2みたいな、キャラクターがそこにいるというだけで嬉しくなるような感覚(こーゆーのを「萌え」って言うのでしょうかね)もない。

 結論:とりあえず一周は様子見でやるけど、多分『Cheerio!』の続きが優先されそう。


膝上10センチ。(1月28日)

 といってもニーソックスの話でもなければ、ミニスカートの話でもありません。雪の話です。

 さすがに、昨夜の雪はまいりました。全く雪かきの手をつけてない、積もりっぱなしの庭に足を踏み入れると膝上10センチまで埋まるんだもん。
 そして天気は吹雪。かくそばから積もっていく状態です。……うん? そんな状況で雪かきなんかしなくてもって? その状態で放っておいてあとでまとめてやろうだなんて思うと、そりゃあもう凄いことになりますよ? 雪は凍ってスコップですくえなくなりますし、積もると重くなる。そして何より、まとめてやると時間がかかるんですよ。雪かきのような成果の見えづらい作業を何十分も続けてやるだなんて、あたしゃごめんですよ。

 まあともかく大雪。会社は時間前に終了するし(しかも午後は従業員総出で雪かき)、デパートも大雪のためということで午後五時に閉まる始末。しかしそれでも、電器屋に肌ゲーが入荷してました。『青い鳥』。一体誰が運んだんだよ、高速道路だってところどころ止まってるのに。紀伊国屋文左右衛門か?(誰だよ)

 さて大雪。雪国育ちの葩稍さんの記憶中でも五指にはいるほどの大雪。車もまっすぐ走らせられないし、あちこちで立ち往生してる車も。そして吹雪の中を走ると、見慣れた風景がまったくの別物に……っつーか、どこだよ、ここ?! なんて思うこと数知れず。

 しかし思うんですけど、どうして車のドライバーって、思いっきりハンドル切ったりする時に「あらよっ!」とかそういう掛け声をかけたがるのでしょうか。別にハンドルが重くなったりとかしてるわけでもないのに。
 ……ええそうですよ、何回掛け声をかけたことか。そして『特攻野郎Aチーム』のモンキーよろしく奇声をあげてテンションを高めたことか。というより何となく楽しいんですよね、その程度の逆境っては。


けろぴー主役の漫画があった。(1月29日)

 ラポートから出てるKanonのアンソロジーコミック2巻を買ってきました。またか。……だって仕方ないじゃん、出るんだもん。それに表紙が宇佐見渉だしぃ。
 てなわけで読んでみると、栞と美汐が活躍っぽくていい感じでした(「ああ、UNDER80組?」そこ、うるさい。←ってさ、それはむしろ当人が言う台詞だと思うがどうよ)。

 ……しかしそれにしても、やっぱこの手のアンソロジーってシリアス漫画はつまんないよなぁ。一本当たりのページ数が10ページかそこらだから、それでそれなりの中身があるシリアスやろうと思ったら、そりゃあ文字だらけになっちゃうやね。そんなわけで、Kanonアンソロジーはエニックスのが一番よかったと思うなり。


怪我をした人間の一般的反応。(1月31日)

 怪我しましたです、はい。傷口見せましょうか?

 いえね、桃の缶詰を食べまして、食べ終わったあとに空き缶を洗っていたんですよ(「洗うものなの?」なんて思ったそこのあなた、洗わなきゃダメなんです。反省してください)。しかも今どき珍しい缶切りで開ける缶詰でして、口のところがギザギザ。分かりましたね、そこに指先を引っかけたんですよ。傷口見たいですか?

 いやほんとに、小指の先を口にところに引っかけて、「あ、ちょっとひっかっかったかな?」なんて思いながらもまあいいやとばかりに指を缶から出したら「ざく」って音が主観的には聞こえました。そして慌てて傷口を水で洗い流し、見てみると2センチほどの傷が(小指の先で2センチ。ほとんど指先から第一関節近くまできています)。しかもあとからあとへと血がダラダラ流れ出てきます。
 ここで、はじめて痛みを感じました。
 とりあえず指を口にくわえて、部屋中駆け回って絆創膏を探します。口の中にはちょっとしょっぱい味が。しかしセンチな気分に浸る間にも、指先はじくじくと痛み続けるわけです。で、傷の具合を見てみようと指を口から出し、見つめる。おお、傷の深さは1センチ近くといったところか。見たいでしょ? 傷口。

 まあそれはそれ、見つけた絆創膏でちょっと応急手当をして、さっさと出勤。車中で絆創膏を3度貼り替えました。だってそうしないと絆創膏が血まみれですっごく痛々しいんだもん。どうです? 見たくなったでしょう、傷口。

 うう、いつぞや以上に「ああ、デジカメがあったら」などと思ったですよ。そうすれば世にも悪趣味なページが(やめなさい)


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