NO.91 | おお慌ての詮索 |
---|---|
コスト | 時計 |
能力 | 対象のプレイヤーは自分のコントロールする奇跡の上からカードを2枚引き手札に加える。 |
イラスト | こいでたく |
コメント | ……詮索? せんさくぅ? MTGに[大慌ての捜索]っていうよく似た効果のカードがあるから、多分それとずらしたかったんだろうけど……このカードの制作者が「詮索」という言葉の意味を知らない方に一票。 しかし名雪って眼鏡することあるんでしたっけ? もう細かいことに関しては完全に忘れてるからなぁ、Kanon。特に名雪シナリオ(うわぁ……)。 さて、カードとしては。まず自分に使うと、2枚使って2枚のカードを引く。つまり手札を循環させるわけで、枚数は増えませんが質的上昇が望めます。全く問題なく素晴らしい。名雪を使って防御力を上げたいコンボ系には必須。[パワー具現化]や[天使人形][花嫁のヴェール]から打つと強い? 考える必要ないでしょ。上の3枚は打った時点で勝ち、というか勝たねばならないカードで、その時点で今さら手札を増やすなんて悠長なことをやってはいけません。だいいち、そのエンドカードを引く可能性を上げるわき役としてこのカードを使うべきです。うむ、名脇役。 一応、「対象のプレイヤー」となってますから相手に打つこともできますが……まあ、もしかしたら山札破壊系の最後の一押しにと相手に対して使うこともあるかもしれませんね。でも基本は自分に打つものです。したがって[反撃]で横取りされないように気をつけましょう。 |
NO.92 | 祈祷 |
---|---|
コスト | 羽・羽 |
能力 | 対象のプレイヤーの勝利ポイントを永続的に+1する。このカードはそのプレイヤーの勝利ポイント置き場に置かれる。 |
イラスト | 来鈍 |
コメント | 巫女装束で祈祷。そう、神道です。天使であるあゆに神道とはまた面白いミスマッチですが、あゆの真面目な顔という珍しいものが見れるので良しとしておきましょう。しかしそれにしても、誰が描いてもあゆって丸いんですよね。丸くないとあゆあゆに見えないというか、このぐらいの年の子は丸くないとらしくないというか(あんたあゆを何歳だと思ってるんだ?)。 で、「KanonTCG・2大身も蓋もないカード」の片割れであるこのカードですが(もう片方は[奇跡的再会]。両方あゆで、コストまで一緒なのが面白い)、つまりあゆ中心でバトルをする奇跡が最後のとどめに打つのが基本となりそうです。 たとえば相手がバトルを放棄したコンボ狙い系の場合、一刻も早く勝たねばならないのにバトルだけでは7ターンかけなければ勝てない。しかしこのカードの助けを借りれば最速4ターンで勝てることも。さらに舞の助けを借りて[夜食セット]まで導入できれば、バトルを無視したコンボ系に負けることはほとんどなくなるでしょう。 間違っても相手に使うカードではありませんが、[対象のプレイヤー]となっている以上は相手にも打てます。すなわち[反撃]で横取りされる可能性があるということでして、相手が真琴や名雪の時は用心しておいた方がいいかも。ちなみに[反撃]のコストは猫+1。したがって手札は最低で3枚必要ですので、相手の手札が2枚以下の時に打てば間違いありません。 ところでこのゲームの傾向として、あゆは[祈祷][奇跡的再会][羽の生えた鞄]のように分かりやすい効果のカードが多く、栞は捨て札置き場を操り(不死身だもんな、栞)、名雪はゲームのテンポを遅くし、舞はひたすら戦い続ける。そして真琴はとにかく派手。こういうキャラ特性を考えると面白いですね。まあ基本は一番好きな子で奇跡を組むのでしょうが。 ちなみに筆者は真琴+栞で派手を2乗ぐらいにするスタイルが好み(キャラでいえば栞+名雪で組みたいのですが)。能力値が80を越えた[看護婦真琴]で殴ると、かなり気分いいですよ。 |
NO.93 | 過剰なる繁栄 |
---|---|
コスト | 1 |
能力 | あなたの勝利ポイント置き場に置かれているカードを1枚破棄し、勝利ポイントを−1する。その後あなたの奇跡の上からカードを3枚引き、手札に加える。 |
イラスト | 佐倉千歳 |
コメント | 佐祐理さんのバニー! バニーになってもあのおっきなリボンは健在ですよ皆さん! そして意外と言っては失礼だが意外なほどある胸、さらにはすらっとしたおみ脚が……脚が……見えない。ちくしょうテキスト欄、お前邪魔だからそこをどけ! いいんだよ、テキストなんかどーだって! まったく、絵が見れないんじゃ、何のためのKanonTCGなんだか分からないじゃないか!(まて) とはいえ、その邪魔なテキスト欄でも読まねばカードの評価はできないわけでして……仕方ない、読んでやるか。 すなわちこのカードは、勝利ポイントで勝つことを目指していない奇跡向けの引き増しカードですね(勝利ポイントで勝つつもりの奇跡に入れてはいけない。そのような奇跡では勝利ポイントを得るためカードを引くはずなのに、勝利ポイントを減らしてカードを引いては一生勝てません)。[新たな出発]とどちらがいいかは、こちらのコンセプトと周りの人がどんな戦術を使うかによります。周りが勝利ポイント狙いだらけなら[新たな出発]だろうし、そうでないならこちら。両方投入? いい考えです。 ところでこのカード、勝利ポイント0の時にはカードを引けません(理由? さあ。どこにも載ってないんだもん)。したがってこのカードを投入する奇跡とは、勝利ポイントが常に1、2ポイントはあることを期待できるが、勝利ポイントで勝つことを考えない奇跡ということになります。 ……[ネコミミ美汐][チャージ]辺りを絡めた一掃型かな? またこのカード、勝利ポイントを減らすのはコストでなく効果です。したがって[強靱な意志]で打ち消された場合は勝利ポイントを減らす必要はありません。 |
NO.94 | 大いなる危機 |
---|---|
コスト | 4 |
能力 | 相手のフィールドにスタックされているカードを2枚指定して表向きにし、発動可能状態にする。もしその2枚が同じキャラクター(コスチュームは問わない)であった場合、そのカードを両方破棄する。その後同様の手順を同じキャラクターが出なくなるまで繰り返す。表になっているキャラクターカードを指定してもよい。その後、対戦相手も同じ手順を行う。 |
イラスト | hidali |
コメント | 秋子さんかしらね、やっぱりこれ。しかし一体何をしてるんですか、秋子さん。 そんなわけですのでコメントのしようなどありません。よって能力。まず当たり前の話ですが、ひとつ確認しておきます。対戦相手が「同じ手順を行う」とき、対戦相手はこのカードを使ったプレイヤーのフィールドからカードを選ぶことになります。つまり対戦相手から見た「相手のフィールド」から選ぶわけですね。 よってこのカードで大量虐殺を行おうとする場合でも、自分の奇跡が単キャラだったりしたら被害は甚大になります。すなわちこのカードを使う奇跡なら、キャラクターの種類は絞らずに使えということです。ところがそうした場合、上手くこのカードを引ければいいのですがこのカードが引けない場合に戦線の維持はできるのでしょうか。そしてさらに、相手のフィールドの状態を知る手段がなければちょっとリスキーです。そしてそこまでしたのに、相手の奇跡がキャラクターを多種類使っていた場合にはほとんど破棄できない。ますますリスキーです。 しかし超高速展開するあゆの一掃奇跡が、最後の一押しに使う可能性は見いだせそうです。その場合コスト4というのが大きなハードルになりますが、何とかして全てのカードの内容が分かればこのカードで一掃のとどめがさせるでしょう。 |
NO.95 | 夜 |
---|---|
コスト | 2 |
能力 | 対象のプレイヤーのフィールドにスタックされているカードを全て取り除く。そのカードをシャッフルした後、取り除いたカード全てを裏向きに再スタックする。(このカードの効果によって対象のプレイヤーのフィールドのカードが全て取り除かれても、対象のプレイヤーは敗北しない。)この効果はいかなる効果によっても妨げられない。 ※エラッタ適用後の文章です。 |
イラスト | 佐伯達也 |
コメント | 誰よ、これ。いや冗談抜きで誰だか見当もつきません。[エプロン真琴]とか[人魚姫舞]なんかに冗談で「誰ですか、これ」なんてことを言うこともありますが、これは本当に冗談抜きで誰を描きたかったのやら。ほかに誰だか分からないカードであるところの[大いなる危機]は、多分秋子さんだと思うけど。 まあ能力を語る際には誰だろうと何の関係もないんですが、でもそれじゃあそもそも何のためのKanonTCGなのやら。 ま、それはいいとして能力。エラッタが出る前は、これを相手に打って割り込みで[婦警美汐]の瞬殺が出来たのですが、そんなものを野放しにしてはいけないのでエラッタ発行。とはいえ、このカードそのものを[強靱な意志]で打ち消すことは可能です。注意しましょう。 これは基本的に相手のフィールドに打ち、相手の陣形をズタズタにするのが目的のカードです。こんなの一発撃たれたら、かなり思い切った奇跡でもない限り(スートが完全一種類でアイテムをほとんど使ってないとか)戦線の維持が出来なくなります。コンボ系とか[フリフリあゆ]や[噴水のある公園]などを使ったロック系などは、これを打たれたらその場で敗北間違いなしになる可能性も。 そして、恐ろしいことにこのカードで再スタックする位置を決めるのは、このカードを使ったプレイヤーです。したがって相手がスートを利用するバトル型なら縦長にスタックすればいいし、相手が縦長にスタックしたがるコンボ型なら3ラインにまんべんなく広げてやりましょう。 とにかく全てのアイテムは裏になるし、どんなに配置に気を使っても一瞬でズタズタに。充分流れを変えられるだけのポテンシャルを持ったカードと言えましょう。しかもコストにスート制限なし。 このカードを打たれても全く痛くも何ともない人は、ものすごく上手いかものすごく下手かのどちらかでしょうね。つまり、大抵の人は打たれると痛いということ。 |
NO.96 | 転倒 |
---|---|
コスト | 猫+1 |
能力 | 全ての表向きにスタックされているカードは裏向きにする。裏向きにスタックされているカードは表向きにし、発動可能状態にする。カードを表向きにするのは、カードのコントローラーが行う。 |
イラスト | たなかかつみ |
コメント | 真琴、勢いよすぎです。自分の頭にかかと落としを食らわせるんじゃないかと思うほど脚が曲がって……真琴、関節はずれてるんじゃないの? まあ仕方あるまい、もともと真琴なところにこのスカート、そりゃあ転けるよなぁ。でもこの絵から考えると、転んでも顔を地面にぶつけるのでなく、そのまま四分の三回転して背中を地面に打ちつけるという、運動神経がいいのか悪いのかよく分からない事態になりそうですね。 さて能力。相手がアイテムをあんまり伏せていない、あるいはアイテムを大量に表にしているときになったら使い時です。もちろんこちらのアイテムも大量に表にできますし、[エプロン真琴]のようにカードタイプを特定する能力からも逃れられます(具体的に言うと、[エプロン真琴]でアイテムが壊されそうになったらこのカードを使いましょう。そのアイテムは裏になり、「アイテムカード」という情報を失うので[エプロン真琴]の能力は立ち消えになります)。 とはいえ、まあここまで効果が派手なカードを場当たり的に使うのはかえって難しいでしょう。よってこのカードは、他のカードとのコンボなどでいつ使うかを明確に決めておいて、奇跡を構築することをお勧めします。たとえば大量に表にして[天使あゆ]で大量虐殺(自分のフィールドに注意!)、[森の大木]をからめれば相手の場に表のカードは4枚しか残らない。とにかく場の状況が一転するので、初めて見るような難解なコンボ系と戦うときには、とりあえず手札に抱えておいて直感的にまずいと思ったら使ってみましょう。もしかしたら相手はそれでにっちもさっちもいかなくなるかも。 ちなみにこのカード、裏のカードを表にするのと表のカードを裏にする順番はそのコントローラーが決めます。したがって[看護婦香里]とのコンボで表にしたくないカードを裏に保つことも可能です。具体的には、まず[看護婦香里]が表の間に、表にしたくないカードを「表にする」と宣言して[看護婦香里]の能力で打ち消させる。そして表にしたくないカードについて全部処理し終わったら、[看護婦香里]を裏に。そしてまだ処理してない裏のカードを表にすればいいのです。 このトリックを使えば[森の大木]をからめて相手にだけ損害を与えるということも可能になるので、覚えておいて損はないと思います。 あとこの効果によってカードを表にしたり裏にしたりするのは、まずターン進行中のプレイヤーが全部片づけてから、そうでないプレイヤーの処理が始まります。これも[看護婦香里]や[森の大木]とからめたときには重要なので、よく覚えておいて下さい。 |
NO.97 | 新たな出発 |
---|---|
コスト | 1 |
能力 | 相手の勝利ポイントと自分の勝利ポイントの差を比べ、少ない分の枚数だけあなたの奇跡の上からカードを引き、手札に加える。 |
イラスト | いのうえとみい |
コメント | 意外なほどよく似合う、若草色のリボンと桜色の和服。色々辛いこともあったけど、こうして無事明るく卒業できてめでたしめでたし……という話なのですかね、舞シナリオって。 さて能力なのですが、そもそもかなり意味不明のテキスト文章です。何と何を比べるのやら。とりあえずここは「相手と自分の勝利ポイントを比べ、自分の方が少ない場合その差の分だけカードを引く」という意味であると読みましょう。 つまり勝利ポイントの取り合いで押されているときにしか効果がないのですが、それでもこのカードで3枚も4枚も引けるという事態は起こるのでしょうか。たしかにこちらの奇跡が勝利ポイントを取りに行かない奇跡ならそれでいいのですが、こちらも勝利ポイントが欲しい奇跡ならばこのカードはあまりに後ろ向きすぎます。というより、そのような奇跡でこのカードを使い、3枚も4枚も引けたのならその勝負は9割9分負けです。ちょっとカードが増えた程度では逆転など出来ないでしょう。 逆にこちらの奇跡が勝利ポイントを全く取りに行かない奇跡ならば、このカードで引けるカードが3枚を越えることなど珍しくもないでしょう。そしていくら勝利ポイントで先行されてもそれは問題ありません。まあそのような奇跡で、最低2ポイントは負けているときに使う(コストにスート指定のない[おお慌ての詮索]になれば、それで充分でしょう)という前提で奇跡に入れればいい……のですが、問題は相手の奇跡もまた勝利ポイントを取りに来ない奇跡だった場合、このカードは無駄カードになってしまうということ。まあその時はおとなしくスペアカードと交換しましょう。 |
NO.98 | 錬気術 |
---|---|
コスト | 時計 |
能力 | エンドフェイズの終了時まで対象のキャラクターカードのバトル能力値を全て+2する。 |
イラスト | 佐藤明機 |
コメント | ……誰? 消去法で考えるに多分名雪でしょうが、ともあれチャイナ服のスリットんとこからちらりと見えるハイレグの下着がちとポイント高し。ただこーゆー服の場合は、たとえ名雪でももうちょっと肉感的な方がよかった気がする。具体的に言うと、脚が細すぎ(笑) 能力としては、まあこれを弱いと言う人はいないでしょう。これ見ちゃうと[パワーアタック]を使う気なんかなくなっちゃいますね。もちろんスートが違うから直接比べちゃいけないんですが。 とはいえ、名雪でこのカードを使うような奇跡ならば、もちろん[イチゴサンデー]は3枚入っているでしょう。したがって名雪にこのカードを使うことは、案外少ないかもしれませんね。もっとも、おそらくサポートで入ってるだろう秋子さんやあゆの強化にも使えるので、名雪で攻める奇跡ならばフルで入っていいカードです。 |
NO.99 | 挑発 |
---|---|
コスト | 1 |
能力 | このターンのバトルのオフェンスキャラクターロケーションとディフェンスキャラクターロケーションをディフェンスプレイヤーが選択する。 |
イラスト | 高岡基文 |
コメント | ななな何をしてるですか香里は! シャツをはだけて軽く微笑んだ視線を向け、イタズラっぽく舌を出す。見えそうで見えないたわわな胸を押しつぶすように肩をすぼめ、おお、よく見てみるとノーブラ。シャツのボタンをもじもじともてあそぶ左の指先。そして袖に半分ほど埋もれている左手も筆者的には高ポイントと言い切れる。 しかし落ち着け、カード名は[挑発]だぞ? つまり香里は何かをたくらんでるんだぞ? おうよそれぐらい百も承知だ、かまうもんか離せ離しやがれ! 男には罠と分かっていても進まねばならぬ時があるのだ! たとえば香里に誘惑された時とか、香里に誘惑された時とか、香里に誘惑された時など。あと栞に誘惑された時……でもこのポーズを栞がやった場合、どちらかというと微笑ましい気分になるような気がせんでもない。あまり似合わない背伸び。うむ、この香里よりもさらに高ポイントと言い切れる。あと、浅知恵が魅力と言い切れる真琴がこの格好をした時というのも面白そう。真琴だからもちろん上手くいかないし。 まあそれはそれとして、この誘惑に乗ってしまった場合には私の身に何が起こるのでしょうか? というわけでカード能力の話です。そもそもこの能力はいつ使うべきでしょうか? 相手のターンで、戦闘フェイズに入ったらでしょうか? 実はその場合、大きな落とし穴が隠されています。 まあちょっとルールを厳密に解釈してみましょう。メインフェイズを終了して、バトルフェイズに入ります。そして、対戦相手に何か言う暇を与えずにオフェンスロケーションを宣言します。そうした場合、その時点で相手が「[挑発]を使う」と宣言しても、一度宣言したオフェンスロケーション指定は取り消されません。また、同時に宣言したとしても「ターン進行中のプレイヤーの宣言を先に処理する」というルールが存在するため、やはりオフェンスロケーション指定は有効です。したがって、攻撃側プレイヤーが「バトルに入ります。オフェンスロケーションはここ」と流れるように宣言した場合、このカードを使って防御側がオフェンスロケーションを指定することは不可能です。 じゃあメインフェイズ中にこのカードを使ったらいいのかといえば、その場合はバトルをせずにターンを終了するだけの話です。 したがってこのカード、ルールを厳密に解釈した場合には半分しか役に立ちません。 とはいえ上の話は、ルールを面白味のない厳密な揚げ足取り的解釈をした場合の話であって、実際のプレイでは「バトルしまーす。攻撃ラインはここ」「あ、ちょっと待って、[挑発]使う。攻撃ラインはこっち」という感じにイメージ通りに使うことになるでしょう。ここでもそういう風に使えるとして解説します。 まず最初に思いつくのは、[木刀]で不利になってるラインで戦わせる、弱いキャラクターカードがいるところで戦う、斜めスートがない真ん中のラインで戦う。それから自分のフロントにアイテムが出てしまった場合でも、このカードで1ターンはしのげる。 要するに、相手のターンにも関わらず自分のターンのようなバトルができるということです。勝てるラインでバトルをしたい攻撃型、変なところでバトルされたくない防御型。どちらの奇跡にもうまくマッチするカードと言えましょう。でもどちらかというと防御的なカードでしょうか。なぜなら相手がバトルを仕掛けてこないと話にならないので、亀のように絶対防御をしている相手を崩すという目的には使えないのです。つまりこのカードが有効に使えるのは、バトル型どうしががっぷり四つに組んで勝利ポイントの取り合いになった場合や、ひたすら堪え忍んでチャンスをうかがう奇跡の時間稼ぎです。その可能性がある場合は投入の価値はありでしょう。 また「このターンのバトル」に影響を与えるので、[夜食セット]による2回目のバトルに対しても有効です。とはいえ、こんなカードを使われたら普通の人は2回目のバトルをパスしてターン終了しますけど。 それからもうひとつ。このカードは単に相手がやるべきことを自分がするというだけの話なので、ロケーション指定は適正でなければなりません。具体的には、キャラクターのいないラインを指定できませんし、[噴水のある公園]の影響ももちろん受けます。たまに勘違いしてる人がいるので注意。 |