え？ なに、「やめた」って、そもそもラグナロクやってたの？
そんな声が聞こえそうな気がしますが、そうなんですよ。やってたんですよ。あちこちで廃人を量産しているとの評判高きこのゲーム、いったいどんなものかなぁ、と思って。
さて三ヶ月ぐらいダラダラとやってみた感想。
●ドラゴンスレイヤー（最初の）みたいで面白いよ。
つまりこういうこと。剣と魔法のファンタジー世界で、主人公を動かしてモンスター倒しますよ。そしたらレベル上がってって、どんどん今まで倒せなかった敵が倒せるようになってって楽しいですよ。これを延々と繰り返すゲームだという印象。
さて私が作成したキャラクターの職業はアコライトなわけですが、これは他のファンタジー系世界で言うところのプリーストに相当します。つまり専門分野は回復魔法に攻撃補助魔法で、鈍器使っての直接攻撃も出来なくはない、そんなキャラ。
そんなキャラクターを駆って、平原でスライム倒したりダンジョンに潜ってゾンビ倒したりと、存分に神罰の代行者をしていたわけですね。レベル上がっていくとスライムなんか一撃だし、今まで姿を見たら逃げるしかなかった色違いスライムも余裕で倒せる。
よーし、この辺のモンスターは全部余裕で倒せるな。それじゃあもらえる経験値も少なくなってきたことだし、別の土地行ってもうちょっと強いモンスター倒して経験値稼いでもっと強くなろう。
モンスターを殴る。ボコ。ギャー。よし経験値とアイテムと金ゲット。
モンスターを殴る。ボコ。ギャー。よし経験値とアイテムと金ゲット。
モンスターを殴る。ボコ。ギャー。よし経験値とアイテムと金ゲット。
よーし、この辺のモンスターは全部余裕で倒せるな。それじゃあもらえる経験値も少なくなってきたことだし、別の土地行ってもうちょっと強いモンスター倒して経験値稼いでもっと強くなろう。
モンスターを殴る。ボコ。ギャー。よし経験値とアイテムと金ゲット。
モンスターを殴る。ボコ。ギャー。よし経験値とアイテムと金ゲット。
モンスターを殴る。ボコ。ギャー。よし経験値とアイテムと金ゲット。
……いや、この繰り返しが空しくなったってことじゃないんだ。最大の問題は経験値がもらえなくなったってこと。
アコライトは、本質的に攻撃補助です。自分で直接攻撃も出来なくはないけど、戦士とかその辺の本職に比べると攻撃力は低目。魔法使いと違って直接攻撃魔法も使えません。したがって、自力では強いモンスターを倒せないわけです。いや正確に言えば、頑張れば倒せます。倒せるけど、30回殴ってやっとモンスター倒したのに、もらえる経験値が0.3パーセント。100パーセントでレベルアップなのに0.3パーセント。333匹を30回ずつ殴るんですか？
やってらんねーよ、と思ってもうちょっと強いモンスターのいるところへ行く。ボコ。瞬殺されました。なんだこれ。
そんな風に目的を喪失してしまったのでラグナロクオンライン、やめます。操作性とかいいから、レベルが順調に上がってるうちは本当に面白かったんだけどねぇ。
ここまで読んだ人が、おそらく抱くだろう疑問。「この人ってパーティ組まないのかな。ラグナロクオンラインはそれが楽しいゲームだって聞いたけど」
だってさぁ。以下明日。
そもそも、ラグナロクでどうやってパーティを組むのかって話だ。ルイーダの酒場がないこの世界では、そこら辺歩いてる人をナンパしてパーティ組みます。これが基本。
いや無理ですから。対人コミュニケーション能力不全の俺には無理ですから。
だけどそんな人でもパーティプレイを楽しめるように、このゲームはギルドというシステムをとっています。詳しいことはよく分からないんですが、まあパーティより一回り大きい単位で、これは看板を出してメンバー募集をしているようです。そこ行って話しかければ、先輩方がいろいろ教えてくれるでしょう。
よーし、それじゃあギルド探そう。……と思って人の集まるとこ行くと。このスクリーンショットを見てくださいな。→■
これはギルドメンバー募集じゃなくて露天商の集まってるとこですが……無理ですから。その中から必要な情報だけ抜き出すの無理だから。年末のアメヤ横丁ですか？ いいやそれどころじゃない。年末のアメ横の方がまだ店の把握できるって。なんだこの過密地帯。この状況で露天出して売れてるんだろうか。他人事ながらちょっと心配。
まあそれはそれでいい。だいたい、別に全部把握する必要はないんだ。要するに自分にあったギルドだけ見つけてそこ入れば、それ以外はまあいらないとも言えるわけで。だから、とりあえず端からひとつずつメンバー募集の看板を読んでいく。
……略語の意味がわからねぇ……でもがんばった。ていうか分かるとこだけ読んだ。
「GM募60↑後衛様」……えーと、レベル60以上の後衛担当募集、かな？ 俺レベル40ですから。
「GM募78↑職不問」いやだからそんな高レベルのとこは俺には無縁なんだってば
……あのー……レベル40程度のキャラクターって、もしかして需要ないですか？ もっとソロ活動でレベル上げなきゃダメってことかなぁ。ぬう。……やっぱり333匹を30回殴んなきゃだめかぁ。
そんなわけで、葩稍さんのラグナロク挫折記でしたとさ。
面白かったですよ、ラグナロクオンライン（過去形かよ）。
やっぱあれかなぁ。キャラクターの髪の色を決める時に深く考えずに決めちゃったから、リボンが似合わない→■のが敗因でしたかね。初めてリボンを見つけて買って装備した瞬間、キャラクターの作り直しを本気で検討しました。……ううう、どうしてまったく同じ色なんだろう……
仕方ないから通常装備はビレタにしてました→■並べるとこんな感じ→■
いや、防具としての性能はビレタのほうが上なんですけどね。それにアコライトの設定上標準装備だから、服装との組み合わせを考えるとリボンよりずっと似合うし。まあそれ言い出したら、そもそもあの服でリボンはねーだろとか色々あるんですが。
……でもなぁ。どうしてリボンに色違いが売ってないんだろう……純粋な装飾品なのに。
とまあ、要するに自分のキャラクターを愛でるのが最終目的になりそうな、そんな印象のゲームでした。ラグナロクオンライン。
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