ひがわり娘

2000年10月1日〜10月13日


●高町なのはに8票ぐらい。「やっぱりな」というツッコミは不許可。(10月1日)

 『とらいあんぐるハート2』という肌ゲーを知ってますかな。なに? 知らない? 帰れ。

 ともあれ、『増刊エース桃組』なる漫画雑誌(多分『電撃大王』とか『月刊エース』なんか置いてある店には置いてあるんじゃないかと)に、とらハ2の漫画が載ってました。都築真紀のオフィシャル漫画で、主人公はゆうひと3の新キャラ。内容は、高機能性遺伝子傷害症(HGS)の子とゆうひの触れあいを描いたちょっといいお話でした。
 しかし3の新キャラがHGS持ちということは、知佳ぼーとリスティでやった類のネタをもう一度3でやり直すというわけですね。あれはあれでなかなかよくできた話だと思うけど、もう一度やるということはやり残したネタでもあるのかな? ……実際のゲームではその設定が影も形もなかったら笑えるよな。遺伝子傷害だから10年程度じゃ治らないだろうと思うのだが。
 でもま、なんにせよとらハ3は今年の冬発売。……10月になってもそんな曖昧な発売日情報でいいのだろうか。いや要チェックなゲームではあるのですが。

 ところで『増刊エース桃組』を買った人、もしいたら俺の替わりに『進め!! 以下略』の解説をしてください。無茶苦茶面白いんだけど、何をどう説明していいのか見当すらつかないよ、この漫画。まあただ一つ言えることは「いいのか、伏せ字使わなくて」かな。


松茸って食べたことないかも。(10月2日)

 10月2日は豆腐の日です(理由は長くなるから割愛)。ほんとにそうらしく、どこぞかの豆腐屋さんでは限定2000個で豆腐を配っていたとか。まあそれはそれとして、今日もやっぱり全然別の話。

 ひがわり娘のネタ帳には、もはや使う時期を完全に逸したネタというのがいくつも存在します。たとえばこんなのとか。

 9月上旬ぐらいにラジオでこんなこと言ってたんですよね。
「今年の松茸は、もし9月に雨が多く降れば大豊作の見込みです。しかし気象庁の長期予想によれば、今年9月の降水量は平年並みあるいは少な目になるとの予想」
 で、みなさんの記憶にもあるとおり9月は思いっきり雨が降りました。松茸がどうのこうのと言ってられないぐらいの降りっぷり。ええ長野でもいっぱい降りましたよ。これで今年の松茸は豊作かな? まあなんにせよ国産松茸など、我々民間人の口にはいるものじゃないでしょうが。国産松茸など、政治家と山岡士郎だけが食ってればいいんです。


あと大姫が可愛いし。(10月4日)

 今週末は大阪へ行く予定。従妹の結婚式ついでにKanonTCGの大会出ようとでも思ってまして、そんなわけで10/7・8・9のひがわり娘はお休みなりよ。まあすでに日刊じゃないようなものだから3日ぐらい予告なしで休んだっていいようなものだけどー(卑屈)

 まあそれはそれ。今日の話題は……すごい漫画見つけました。『あの日見た桜』(藤野もやむ・エニックスガンガンWINGコミック)ってのでしてね。「××の枠を越えた作品」という言い方は好きじゃないのですが、これに関してはこういう言い方をするしかありません。「少女漫画の枠を越えた漫画」。というか、今どきの少女漫画でやっていいネタじゃないですよ、これ。

 時は源平の世。木曾義仲の息子である義高と、源頼朝の娘、大姫のお話。
 この時点で知ってる人は「ああ、あれね」などと思うでしょうが、ちょっと話を続けましょう。

 大姫の婿という大義名分のもと、木曾陣営の人質として頼朝のもとにおくられた義高。11才。彼も自己の立場というものをわきまえていて、木曾義仲の名を汚さぬよう、武士としての誇りを持った振る舞いをしています。しかし大姫はそんな難しいことなど分からないので(6才だもんな)、 義高に無邪気になつき幸せな日々を過ごします。
「いつか大姫に木曾の美しい桜を見せてあげる」
 そんな約束。いつ果たされるか分からぬ、そもそも木曾へ帰る日が来るのかも分からないのに、それでもそんな約束をします。
 ところが、ある日事態は暗転します。木曾義仲が源陣営を裏切ったのです。義経をして、木曾を討った頼朝。頼朝が木曾義仲を討ったということは、もはや義高を生かす理由がないどころか亡き者にする理由ができてしまいました。
「いつか大姫に木曾の美しい桜を見せてあげる」
 その約束も果たされぬまま逃亡し、しかし逃げ切ることもできずに誇り高き態度のまま最後を迎えた義高。それを知った大姫は。――そんな話。

 でね、この藤野やもむって作家の特長と言っていいことなんだけど、物語に救いがないの。いや救いがない話が好きってことじゃないけど、とってつけたような救いは嫌い。ともかく泣ける話なので、暇があったら読んでみるが吉なり。

 たぶんこれ、実話をベースにしたフィクションなんだろうな。
「ああ、MMRみたいな感じ?」
 そんなこと言う人は嫌われます。主に私に。


「マジック」って言えば手品だろ、普通。(10月5日)

 少年ガンガンなる少年漫画誌に、新連載が始まったんですよね。『マジック・マスター』なる、手品もの。
 手品を漫画にしようっていうんですから、当然手品のタネを明かさなくちゃいけなくなる。よって、初回の表紙にタイトルページに警告があったんですよ「この漫画は、マジックの種明かしをします。それを知ることによって幻滅したりしてしまうような人は読まないでください」的なことが。いい配慮です、なきゃ困るよね。手品にタネがあることは当然周知だけど、具体的にどんなタネがあるのか知らされると興ざめということもありますから。

 さてこの漫画、なかなか愉快でした。簡単に説明すると、登場人物の人間関係は『ヒカルの碁』と思っておけばほぼ間違いないです。つまりマジックをやったことないけど、天賦の才を持っている主人公、マジック界最高峰となる将来を約束されているほぼ同い年のライバル(余談・最近の少年漫画って、主人公が天才でライバルが努力の人なんですよね。昔は逆じゃなかったか?)。
 さて、この二人がひょんな事からマジックで勝負することになりました。当然ライバル君が有利なんですけど、主人公も黙ってはいられない。そこで主人公は変わったトリックを即興で作り使う。それを見たライバル君は慌てるわけです。まさかあの技は、いいやそんなはずはない云々。そして思わず声を荒げてしまうわけです。
「ばかな! 今お前はどんなトリックを使った!」
 観衆の前で聞くなぁっ!
「へぇー、アンタでも分からなかったんだ。つまりこれは」
 観衆の前で答えるなぁっ!

 手品ってのは、技術そのものよりもいかに観衆を楽しませるかが重要だと思うんだけど、なんかそこがおざなりだぞ、この漫画。やっぱマジック漫画といえば『バード』だよな。いやアレは麻雀漫画じゃないよね、実際。


「お嫁さんどうだった?」「白かった」(10月10日)

 そんなわけで、従妹の結婚式行ってきて無事帰還しました。結婚式っていいよねー、
“ノルウェー産サーモンのマリネとホタテ貝柱のルーラード仕立て”って料理が前菜みたいな感じで出ましてね、まあ名称を見ただけでどんなものなのかイメージしろというのは無理な話なので、一言感想を述べるだけにしておきましょう。「おいしかった」

 そしてですね、新郎と新婦に贈るための寄せ書きってのがあったんですよ。ちょっと新郎に贈る寄せ書きをのぞき見したんですが、そこにあった衝撃的な一言

「トリーシャのことは俺に任せろ」

……こーゆーこと書く人は二次会から呼ぶべきだと、他人事ながらそう思った秋の夜更け。


音が楽しいから音楽。(10月12日)

 ともあれ、大阪行ってきたわけですよ。そんなわけで、暇な時間は大きめのゲーセン行って地元にないゲームなどをやってみた次第。と言ってもあたしゃ音ゲーしかやってないんですが。


そんな感じの大阪行(10月13日)

 日記猿人やめました。理由? 面倒だから。

 さてそれは脇に置きまして、大阪行ったときの断片的なお話をば。

 カードショップ行ったんですよね。ええ、KanonTCGのシングル相場がどんなものかと思って。ちなみにトップレアは[スクール水着名雪]か[巫女名雪]かといった感じ。でですね、レアカードなんかは買い取りもやってるんですが、アンコモンのカードは買い取りをやっていないものなんですよね。ところが、あにはからんや。唯一買い取りを行っているアンコモンのカードがありました。[小悪魔香里]だろって? はずれ。正解は[Yシャツ名雪]でした。……まあなんつうか、やっぱりゲームとしての強さがどうこうじゃないんだろうな、人気の秘密。販売も他のアンコモンが軒並み50円なのにこれだけ150円。うーむ、ものの分かった店というべきなのでしょうか。
 まあ150円で正解なのかも。もしこれが50円だったら、旅先で気が大きくなってることも手伝って「すみません、[Yシャツ名雪]あるだけ下さい」なんて言ってたかもしれないし。……ぱっと見30枚以上はあったぞ。ふう、危ない危ない。
 え? 何買ったかって? 結局[小悪魔栞][小悪魔香里][Yシャツ名雪]を5枚ずつ。うーむ、コレクターだ。といってもNHKのアニメじゃないぞ。

 同人誌も売ってる本屋に行ってみたんですよ。いやまあ、肉体的に疲れた時って、何となく無駄に同人誌買いたくなるんですよ。それもえげつないのを。たとえば栞が(以下イメージ保護のため省略)でも、結局買わないんですけどね。
 ともあれ同人誌はパスして普通の本を眺めると……おお、『宇宙おてつだいやよいさん』(藤浪智之&佐々木亮・ノアール出版)が新装丁で出てるよ。内容は、まあタイトル通り。ただしお手伝いさんであってメイドさんじゃないからね。ほんわかハートウォーム漫画ってやつ。それ以外にも『電脳☆少女Mink(2)』(立川恵・講談社なかよしコミックス)を買って家に帰ってみると、もうすでに買っていたことが判明してちょいブルー。


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